【ぐるめ…?】 2007.04.26 (Thu)

違いのわかる男

 
ぼくは食べ物に大したこだわりはないのですが、インスタント・コーヒーだけはお決まりの一品があります。

「ダバダ~♪」のCMでおなじみ、ネスカフェ・ゴールドブレンド

品のよい香りとマイルドな苦味、この絶妙のバランス感は、ヘタなレギュラー・コーヒーよりうまい。

同じネスカフェの“プレジデント”のような、ワンランク上の高級ブランドでも違う。

やっぱり四角いビンの“ゴールドブレンド”。そう、ゴールドブレンド。

(ネッスルさん、なんぼでも言うから1年分くらい送って。あと2年眠らず言うから。)


そして、公式HPでも聴ける「ダバダ~♪」のうるわしき美声は、今も昔も変わらず伊集加代さん。

『ハイジ』の主題歌も、「ルパン・ザ・サ~ド!」も、あのCM曲もあの歌謡曲も手がけた

コーラス界の知られざる巨星。ぼくの好きな『大岡越前』のスキャットもこの人。


ゴールドブレンドの香りと伊集さんの声は、もはやDNAに刷り込まれて書き換え不可能です。

ネッスルさん、なんぼでも褒めるから「違いのわかる男」のCM、ぜひ出させてください。
 
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【  ゴーヤ絵にっき】 2007.04.25 (Wed)

4日目~ゴーヤ商人の欲望

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(未来予想図)

ゴーヤの種をまいて4日目。

芽が出るのは1週間目くらいから。いま雨降りで寒くなったので、少し遅れるでしょうか。

Xデーまで間があるので、きょうは栽培グッズをご紹介です。


中長ゴーヤの種 (8粒で198円。もっとも、“苗”からの方が楽で手堅い。)
そのまま使える園芸土 (25リットル。498円)
肥料 (ありもの。100円相当)
石灰 (ゴーヤはアルカリ好き。食品用の「生石灰乾燥剤」が使える。大プランターに半袋くらい?)
つる用ネット (15センチ角。100円ショップで昨年買った)



計1000円弱くらい。

ゴーヤはスーパーの安売りだと1本100円くらいであるので、10本実れば元は取れます。

カタい。ボロい。


夢は広がるビジネス・チャンス。今からゴーヤ商人に転職しようかしらん?

本場沖縄のゴーヤ商人も、ペルシャ猫をヒザに乗せ、黄金の宮殿で高笑いしているのでしょう。

あこがれるなぁ・・・。


・・・いや、夢見てばかりじゃいられません。

ゴーヤちゃん、おねがいだから、パパを儲けさせて! さぁ、花を咲かせるレッスンよ!

生まれる前から皮算用。パパは欲のかたまりです。

 
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【【未整理】 世界ブラボー日記】 2007.04.24 (Tue)

中世の名もなき歌

 
深夜にブログを書いているときは、たいていパソコンにCDを入れて聴いています。

うるさいのは疲れるので、グレゴリオ聖歌のようなシンプルなやつ。

バッハやベートーヴェン以前の、まだ素朴だった中世の音楽。

春先にコンサートを聴きにいって、それ以来すっかり中世づいています。


ゆったりとした単旋律(モノフォニー)の、神々しく幻想的なしらべ。

あちこちにスクランブルしていた体の血の流れが、すぅーっとひと筋に交通整理されるようです。


おすすめは、グレゴリオ聖歌よりさらに前、旧約聖書の世界を再現した

エステル・ラマンディエ
『神の声、予言者の声 ヘブライ語による旧約聖書の歌唱』


というCD。いわゆる「ア・カペラ」。伴奏はなし。

このラマンディエという女性歌手ひとりが、おごそかに朗々とうたいあげます。


じつは、歌詞も音楽的なこともよく分かってないけど、とにかく理屈ぬきで体にいい。

何年も前に買ったCDですが、今も売ってるかな?
 

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【  ゴーヤ絵にっき】 2007.04.23 (Mon)

2日目~雪舟『慧可断臂図』

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「まだっすか~」「まだっすよ~」


 ゴーヤ、おそいなぁ・・・。

 はやく花咲かないかなぁ・・・。収穫まだかなぁ・・・。


 ただいま、種をまいて8時間と10分弱。

 
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【  ゴーヤ絵にっき】 2007.04.22 (Sun)

1日目~ゴーヤ種まき

 
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マンションのベランダで、今年もゴーヤを育てます。

初心者でも簡単だし、一面に広がる“緑のカーテン”が涼しさを演出。

夕暮れのベランダで葉っぱをチラっとめくれば、気分はエコ石原裕次郎です。


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(イメージ)          
                                                  
昨年の経験を思い出しながら、種や土などを用意。

土は店で売っている 「そのまま使える」 園芸土25リットル。

めんどくさいので、袋を立ててそのまま植木鉢がわりにします。

(追記・・・ゴーヤはアルカリ性を好むので、おせんべいに入っている生石灰の乾燥剤を混ぜました。)


種は発芽しやすいように一昼夜、しっかり水につけておきました。

10粒ほどまいて、元気のいい1本だけを育てるつもりです。


こんないい加減でも、ウハウハ大豊作まちがいなしの 「濡れ手にゴーヤ」。

煩悩の数だけ実と記事がつづくことを願いつつ、はじまりはじまりです。


 ≪本日のまめポイント≫
ゴーヤは葉や根を大きく広げるので、十分なスペースを用意。(横長の大プランターなら1~2本)
種まき10日前はに土作りを。
ゴーヤは寒さに弱いので、鉢を吹きさらしにしない。ビニール等々でカバーするとよい。


 
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【ぐるめ…?】 2007.04.17 (Tue)

柿の種一族の陰謀

 
ぼくはこのところ、柿の種ばかりポリポリポリポリ食べています。


みなさんは、柿の種とピーナッツをほおばる割合は、何:何でしょうか?

ぼくはポリポリ感を大事にしたいので、3:1です。


で、そうやってぽりぽりぽりぽり食べていたら、ピーナッツだけ余ってしまいました。

やっぱり2:1で食べるべきだったでしょうか・・・? 悔やまれます。

ピーナッツもうまいのですが、これだけ食べると鼻血が出そうです。

そこで柿の種だけ、の袋を買ってきて混ぜ、またポリポリポリポリ、冬眠明けの野ネズミみたいにやりました。


すると今度は、柿の種だけが残りました。今日のことです。

柿の種だけ食べるのは、何とも味気ない。やはりピーナッツとの“マリアージュ(相性)”が大事です。

そこで今度は、通常バージョンの「柿の種ミックス」を買ってき・・・って、どんだけ食べんねん!


・・・おそろしや、柿の種無間地獄。

 
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【  ゴーヤ絵にっき】 2007.04.16 (Mon)

ゴーヤ栽培法

裸のマハ(60)


 以下は、寄せ集めの情報を書き連ねただけのもの。少しずつ整理・書き換えていきます。誤りやアドバイス、分かりにくい表現などありましたら、どうぞ教えてください。

 ≪ゴーヤの基本≫
 ウリ科の1年草。
 病気に強く、やせた土地でも驚くほどの成長と収穫量。初心者にも育てやすい。
 ツルと葉をどんどん伸ばすので、直射日光をさえぎる「緑のカーテン」の効果もある。
 4~5月ごろ種をまいて、7~10月に10~数10個収穫。温暖な気候を好む(20℃以上)。

 結論・・・暑い夏に広めの土地・空間があれば、たいてい上手くいくカンタンな作物です。




 ≪種または苗≫
 種まきは、関東地方で4下~5月ごろ。安定して気温20℃が続く頃に。種は大手100円ショップでも売っていた。
 食用のゴーヤから採れる種はまだ未熟。使うなら、実を放置して赤黄に完熟させたものを。(※ただし現代の食用野菜の種は、繁殖能力に劣るらしい。農家は栽培専用の種を毎年買わないといけないので、途上国支援の問題にもなっているそうだ。)

 苗から育てると楽で手堅い。1株100円~。太くて節の間がつまっているものを。ぶ厚くて強そうなら、丈は短めの方がいいくらい。・・・ただし店頭に並ぶのは5月ごろだけ。また早めに植え替えないと根の伸びが悪くなる。


 ≪鉢・プランター≫
 どんどん根を張るので、深く大きめのプランターや鉢を。横長の大プランターで苗1~2本。
 土温を保つため、鉢を適当な何か(ビニール、ダンボール、板、土面にはワラetc・・・)で囲ったりくるんでやるとよい。


 ≪土と肥料≫
 土は清潔なものを。(広げて天日干しにする)
 市販の野菜用培養土がそのまま使えて楽(25リットル500円くらい。袋のまま植えるのも手)。
 1から土を作るなら、元肥として油かす、有機配合肥料、腐葉土3割を。 手軽な化学肥料でもよい。※ゴーヤはやせた土地でも育つので、与えすぎないこと。
 さらに石灰も混ぜて酸度を中和。土5リットルにつき小さじ1杯(約5g)。おせんべいなどに入っている 「生石灰乾燥剤」 も問題なく使える。類似品・入れすぎには注意。

 ・・・これらは種をまく1週間前に準備し、よくなじませておく。

 ※ゴーヤは“連作”してはダメ!(「連作障害」「いや地」)
 前年と同じ土で育てると、特定の養分だけが不足したり、特定の害虫や病原菌が居座ってしまうので、別種を植えていた土か、最低2年は休ませたものを。




 ≪種まき≫
 種は「 」 型にとがっている先を、爪切りで傷をつけてやると発芽しやすい。
 水につけて一昼夜。2cmほどの深さにまき、たっぷり水をやる。(苗ポットにまけば管理しやすい。本葉3~4枚のとき定植。)
 栽培初期は、土面をビニール等でおおって保温してやるとよい。
 ※一般家庭の場合、苗1本でも十分な収穫 (2ケタ) があるので、ふんだんにまいて元気なものだけを残そう。


 ≪発芽≫
 1~2週間ほどで発芽。発芽適温は25℃~。
 だ円形の 「双葉」 に続き、ギザギザの 「本葉」 が数枚そろったら、元気のいい苗だけを残して間引く。温暖で適当な環境なら1日1cm、1日1葉の勢いで成長する。
 (上級編・・・根が丈夫なカボチャの芽に「接ぎ」してやると、さらに強く育つ。)

 ゴーヤは寒さに弱いので、新聞紙・ビニール・板などで保温・風よけしてやるとよい。


 ≪病気と農薬、コンパニオン・プランツ≫
 ゴーヤは病気・害虫に強いので農薬類は不要。連作による 「いや地 (毎年同じ土での栽培による障害)」 にだけは注意。
 南国野菜なので、とくに栽培初期はしっかり保温・風よけをしてあげよう。

 「コンパニオン・プランツ」 とは、一緒に植えると養分を融通しあったり、害虫や病原菌を防ぎあったりする植物コンビのこと。ゴーヤにはアサツキやチャイブなどネギ類が合うらしい。となりに植えるだけでいい。


 ≪ツルとネット≫
 発芽からさらに1週間、人間の手のような 「本葉」 が何枚かそろうと、巻きヒゲを伸ばしだす。
 ゴーヤはゆうに上階に達するまで伸びるので、2×2m以上・10数cm角のネットを張る (重さ対策は万全に)。まんべんなく葉が広がるよう、ツルをうまく誘導してあげよう。(かなりジグザグでも天井まで行った。)
 ※日当たりと風通しを心がけて。枯れ始めた葉っぱはじゃんじゃん摘んで、すき間を開けよう。


 ≪摘心≫
 「摘心 (てきしん)」 とは、ツルの先端を摘み取って成長を止め、養分をほかに回すこと。※ゴーヤは親ツルより子ツル・孫ツルの方がよく花実がつくため。
 本葉5~6枚がじゅうぶん大きくなったら、芽の先端を切り取る。節々から子ツルがどんどん出てくるので、さらに摘んで孫ツルを育てる。
 ツルがネットからはみ出すようなら摘心して、脇芽を広げさせよう。

 ※プランターなど狭い環境なら、ほどよく 「摘心」 して管理したほうが、広い空間なら自由に伸ばした方がよく育つらしいという情報。


 ≪開花と受粉≫
 種まきから60日ほどの7月ごろ開花。♀雌花(お尻にゴーヤの赤ちゃんをつけている)と♂雄花がある。咲き始めは雄花が多い。
 通常は虫たちが受粉してくれるが、マンションなど高所での栽培なら、雄花を摘んで雌花にチョンチョンと受粉。花は1日でしぼむので、朝か夕方の涼しい時に新鮮な花粉を。

 雄花♂はすぐに落ちるが、受粉さえできればお役御免。そういうものなのでちぎれても問題ない。 さわやかな香りを楽しもう。(質問・・・花粉は冷凍or冷蔵庫で数日間保存できますか?)


 ≪追肥≫
 花が咲いたら、2週間ごとに肥料を少量追加。安定・持続した収穫が得られる。苗に直接触れないよう少し離れたところに。(有機・化学なんでもOK。鶏フンがいいという未確認情報)
 ※肥料のやりすぎは禁物。ツルばかりが伸びる 「つるぼけ」 という症状を起こす。


 ≪収穫≫
 夏。種まきから3か月前後。
 ゴーヤ実は長さ10~30センチ、タテの成長が止まったら収穫の目安。※欲張らず早め早めに収穫したほうが、栄養が次の実にまわってたくさん採れる。
 緑色が薄れだしたらあっという間に黄赤に熟すので注意。熟すと味も栄養も落ちる (果物感覚で種まで食べられるらしい)。熟しすぎた実はそのまま放置してタネも成熟させ、来年用のタネにしよう。採取したタネは、密閉して冷蔵庫の野菜室で保存。1~2年はもつ。

 苗が数本あれば1日1本ペース。収穫は関東地方で秋10月ごろまで続く。2週に1度、少量の肥料を。
 ※実がならない・め花が咲かない時は、水や肥料を控える・実を収穫しつくす・余計なツルや葉っぱを摘むと子孫を残す本能が働きだすらしい。


 ≪ゴーヤ水≫
 「ゴーヤ水」 とは、ゴーヤの茎から採れる栄養分のある水のこと。飲用(糖尿病に効くとか)や化粧水、入浴剤などになる。
 枯れる前の苗に水をたっぷりやり、茎を根元から30cm程度のところで切り、ビンに挿しておくと、1~数日で最大数リットルの水がたまる。煮沸すると1か月ほどもつらしい。(※ぼくは未経験)

 最後に、枯れて撤去したツルや葉っぱは土に戻せば肥料になるが、ゴーヤは同じ土で連作できない。少しでも早く 「ゴーヤっ気」 を抜きたいので、なるべく別の土に処分しよう。


 ・・・そしてそして、下の「関連記事」から≪ゴーヤ絵にっき≫がはじまります。おひまなら見てってね。

 
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【ごあいさつ'06-'08】 2007.04.14 (Sat)

シジフォスの岩

 
わが家は環境のことを考えて、ビールはビンです。

今日も近所の酒屋さんで、サッポロ黒ラベルの小ケースを購入。

台車を借りて、自宅マンションまでガラガラと上りました。

家についてから、台車が自分ちのものでないことに気付き(おいおい)、またガラガラと引き返しました。


その途中、せっかく台車があるのだから、米でも買っておこうかとお米屋さんへ。

どどーんと10キロ。こしひかり。

でも台車が自分ちのものでないことに気付き(おいおい)、

閉店間際の酒屋さんに台車を返して、エッチラオッチラ10キロかついで帰りました。


あぁ、しんど。

配達してもらえばいいのに、いきあたりばったりの不器用人生にあきれます。


・・・ギリシャ神話のシジフォス(シシュフォス)という男は、ゼウスの怒りを買い、

岩を山に運び上げては下まで落とされるという、永遠の罰を受けたのだとか。

この21世紀のシジフォス、明日は雑誌とクリーニングを運び上げる予定です。

わ~い、軽いから 2回とも 楽だぞ~!

 
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【【未整理】 世界ブラボー日記】 2007.04.13 (Fri)

デビーをさがして


 
先日ジャズを聴きに行ったら、ピアノで『ワルツ・フォー・デビー』が演奏された。

愛らしく軽妙なスウィング感は、ビル・エヴァンスの名演でおなじみ。


今日また聴きたくなったので、本家エヴァンスの同名のCDを探したが、自宅のCD棚には見つからない。

女性の横顔のシルエットで有名なジャケット、間違いなく目に焼きついているのに。


結局出てきたのは、同じく彼の代表作のひとつ『ポートレイト・イン・ジャズ』だけ。

『デビー』は?? お城のジャケットで有名な『モントルー・ジャズ・フェスティバル』は??

自分で買ったつもりになっていたが、実家の父のコレクションだったのだろうか。

そういえば、記憶の中の「お城」はレコード・サイズだった。それにエヴァンスじたい、長いこと聴いてない。


…ジャズ・ピアノの貴公子ビル・エヴァンスの演奏は当たり外れが少なく、メロディも親しみやすいことが魅力。

だからよくジャズの初心者向けとして推薦されている。

一方でぼくのようなミーハーには、「エヴァンスなんてミーハー」という偏見があるのも事実。

ジャズ博士級の、「実はエヴァンスはすごいのだ」レベルまで達していない。

しかしぼくもそろそろ、ミーハーを卒業しないといけないのかも…。

あした、勇気を出して(?) 『デビー』を買いに行こう。
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【エンタメ&テレビ】 2007.04.09 (Mon)

『あしたのジョー』のあした

『あしたのジョー』 原作・高森朝雄(梶原一騎)、作画・ちばてつや、アニメ版総監督・出崎統


先日BSで特集していたアニメ 『あしたのジョー』、録画ぶんをようやく見終わりました。

戦後日本マンガ史の3本の指に入るであろうこの名作、

原作マンガを初めて読んだのはほんの数年前なのですが、この時はあまり魅かれませんでした。


かの“力石徹vs矢吹丈戦”は、ちばてつやさんの絵が意外なほど少年マンガマンガしていて拍子抜け。

そして最終話、ジョーが「真っ白に燃え尽きる」ことで有名なホセ・メンドーサ戦も、

「死んでも戦う」姿は旧日本軍の愚かな精神主義そのままだし、

自らの手で成功をつかんで満ち足りたホセを巻き込むのは、不愉快ですらあった。

はっきり言って時代遅れ。


…でも、今回のアニメ版はとても面白かった。

総監督の出崎統さん以下、杉野昭夫、荒木伸吾、金山明博・・・

個性あふれるアニメーターたちの洗練された(時に豪快な)演出にシビれまくり。

よくテレビで取り上げられる力石vsジョーの決着のシーンは、表現力なら原作を越えています。

八木正生さんによるファンク&ジャジーな音楽も最高にカッコイイ! (“力石のテーマ”、イカしてるゥ!)


この作品が訴える「あした」とは、答えが見つからなくてもそれを捜し求める情熱、

ひいてはその精神を次世代に伝えていくことだと解釈しています。

梶原&ちば両氏の古めかしい「あした」には共感できなかったぼくも、出崎監督の描くすがすがしい「あした」には惹きこまれました。

出崎さんは、次の世代に 『あしたのジョー』の「あした」をつなぐ、とても重要な役割を果たしたと思う。


この出崎統監督、作風もお人柄も器用でスマートなこともあり、

同世代の宮崎駿監督や富野由悠季監督らに比べて、カリスマ的には語られなかった面があります。

が、この機にもっと高く評価してもいいのではないでしょうか。

なにせ、これだけの名作 『あしたのジョー』をつくった「第三の男」なんですから。
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