【クラシック音楽】 2016.10.06 (Thu)

ドボルザークあるある

ドヴォルザーク『交響曲集』クーベリック
『交響曲集』クーベリック&ベルリン・フィル盤

少し前ですが、TVでハカセ太郎さん解説のクラシック音楽バラエティをやっていました。

でもブラームスの『ハンガリー舞曲』やドヴォルザークの『新世界』とか、ミーハーすぎて物足りなかった。

でもビギナーの人には取っつきやすいだろうから、それ以上は文句は言いません。

でも前もおんなじ内容やってなかったっけ??


 
 「ドヴォルザークあるある」

 音楽の授業でみんな聴かされた大スペクタクルな 『第9番≪新世界より≫』 から入って、オトナの人気曲 『第8番』 へ。
 そして8番同様に東欧ボヘミアの薫りあふれる 『第7番』、さらには粗削りながら若々しく快活な 『第6番』 へ――

 ――ドボルザークの交響曲を聴きこむほど、番号の大きい作品を「ミーハー」とバカにしだす。
 (でもマイナーすぎる 『第1~5番』 が好きと言う上級者は鼻について嫌われる。)
 



 ぼくはいま 『第6番』 のところにいます。じゅうぶん鼻につくと思われます。


 
 初心者は 「ドボルザーク」 と呼ぶ。
 ちょっとクラシックをかじると 「ドヴォルザーク」 と呼ぶようになる。
 さらに 「ドヴォルジャーク」 と呼ぶ上級者は鼻について嫌われる。


 で、チェコ語の正しい発音では・・・とか言い出してキリがなくなっていく――。
 



 ――けっきょく最大のあるあるは、ぼくみたいな「通ぶってる奴が一番嫌われる」でした。オチ音
 

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21:10  |  クラシック音楽  |  コメント(1)  |  EDIT  |  上へ↑

【クラシック音楽】 2016.05.13 (Fri)

≪クラシック音楽≫書庫もくじ

  ≪クラシック音楽≫書庫もくじ

  ドボルザークあるある
  ベートーヴェンの 『悲愴ソナタ』 聴き比べ
  カラヤンの『ツァラトゥストラ』聴き比べ

  シャンパン・バッハ
  世界一ヘタクソな『ツァラトゥストラはかく語りき』
  プーランクのピアノ曲集
  立ち上がれ!ブラームス弦楽六重奏曲
  洋食喫茶?ラフマニノフ

  オペラ映画 『リゴレット』 (ヴェルディ生誕200年)
  グルベローヴァの『夜の女王』
  水曜日はワグナーを聴いて♪(生誕200年)
  無限『トリスタンとイゾルデ』
  フィッシャー・ディースカウとわたし

  マリア・カラスの 『夢遊病の女』
  クレンペラー×ベートーヴェン 『荘厳ミサ曲』
  ハチャトゥリアン 『フルート協奏曲』
  衝撃の歌姫 !? フローレンス・フォスター・ジェンキンス!
  わが心のドボルザーク交響曲第8番

  フォーレのピアノ曲全集
  フルトヴェングラーのワーグナー
  レナード・バーンスタイン記念
  『だったん人の踊り』改め・・・?
  チャイコフスキー『交響曲第4番』って何だ!?

  ショパン生誕200周年の『プレリュード』
  マーラーの交響曲≪巨人≫聴きくらべ
  驚異のシモン・ボリバル・ユース・オーケストラ!
  イ・ムジチの『四季』50周年聴きくらべ
  トスカニーニのワーグナー

  プッチーニの『誰も寝てはならぬ』
  『展覧会の絵』めぐり
  カラヤンのモーツァルト『戴冠式ミサ』
  カラヤン愛憎
  ヴェルディ、怒りのレクイエム

  無伴奏チェロくらべ
  バッハとドラクエ
  バッハを兄弟に例えてみた。
  フルトヴェングラーの『第九』
  とすかにーにカンタービレ

  ブラームス交響曲第1番聴きくらべ
  アマデウス、走る
  さわやかな『皇帝』
  アラウのショパン『前奏曲』
  ショーシャンクのモーツァルト

 

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【クラシック音楽】 2016.05.12 (Thu)

ベートーヴェンの 『悲愴ソナタ』 聴き比べ

 
 ベートーヴェンのピアノソナタ第8番 『悲愴』 ――
 とくに甘くせつない第2楽章が、クラシック界を越えて広く親しまれている名曲中の名曲。

 ぼくも生まれてこのかた大好き。その時々で嗜好が変わっても、やっぱり全ベートーヴェンの中で一番大好き。

 動画サイトをサーフィンしてたら、たまたまこんな投稿を見つけたので拝借しました。そうそうたる巨匠の演奏集。思いつくまま気ままに感想を・・・。


 
 【YouTube】ベートーヴェン ピアノソナタ第8番「悲愴」第2楽章 聴き比べ



 ≪エミール・ギレリス (ソ連)≫
 「名盤」ということで昔この人の「後期ピアノソナタ」CDを買ったけど、ぜんぜん好みじゃなかった。
 いかにもソビエト的な乾いたプラスチックのような音、何がいいのか何度聴いてもさっぱり分からん。・・・パス!


 ≪フリードリヒ・グルダ (オーストリア)≫
 実家の父のコレクションにモーツァルトのピアノ協奏曲CDがあったのですが、クセが強いイメージがあったので、こういう古典派モノは避けて通っていました。
 いま聴いてみると、これが思いのほか良い! がっちりと整った骨格の中にも現代的なスマートさ。21世紀の今なら、「これが正統派ベートーヴェン」と呼んでもいいのではないか。ようやくぼくの耳が追いついた。


 ≪ウィルヘルム・ケンプ (独)≫
 バックハウスと双璧を成した名ベートーヴェン弾き。実家のCDもこの人。ぼくはこれを聴いて育ちました。
 技術面ではたどたどしいけど、もう何とも言えない味があって、忘れがたい離れがたい魅力。

ケンプ『ベートーヴェンのピアノソナタ』(1964)

 この 『悲愴』 第2楽章は、「悲愴」といっても 『若きウェルテルの悩み(ゲーテ)』 に例えられる、ほろ苦い青春の痛み。ケンプの演奏は過ぎ去ったこの青春を追憶するかのようで、厳しい表情の中にもどこかしら温かみを感じさせます。
 お酒が入っていたらダントツ1位。


 ≪ウィルヘルム・バックハウス (独)≫
 人呼んで「鍵盤の獅子王」。ベートーヴェン直系の、20世紀を代表するベートーヴェンの大家。ぼくも 『悲愴』 を含む3大ピアノソナタのCDを持っています。
 ただ、ほかの重厚な曲だとさすが威厳と風格に満ちているのだけど、こういう甘美なメロディはちょっと似合わない。よりによってこの曲だけ、ハズレ感があった。


 ≪グレン・グールド (カナダ)≫
 奇才グールドの、淡々と刻む演奏は好みじゃないんです。たまにハッとさせられる演奏もあるにはあるけど、天下の楽聖ベートーヴェンは別の人で聴きたいなぁ・・・。


 ≪ウラジミール・ホロヴィッツ (露/米)≫
 悪酔いしそうな悪魔の指使い。この人らしいケレン味たっぷりなんだけど、いや、嫌いじゃない。むしろ好きかも・・・。
 全曲をぜひ聴いてみたくなった、まさに悪魔の誘惑!


 ≪アルトゥール・ルービンシュタイ­ン (ポーランド/米)≫
 最後は、20世紀最大のピアニストともいわれる巨匠を――。
 バックハウスのようにコワモテすぎず、ケンプよりもちろん上手く、ホロヴィッツやグールドのような奇抜なクセもない。とてもバランスが整っていて一番良かった。
 ぼくが持っているショパンのCD集は古くさくて時代遅れな印象だったけど、ベートーヴェンなら聴けるかも。ベートーヴェンはあまり斬新すぎるより、古いいかめしいほうがぼくの好みです。



 ・・・ぼくの1位ルービンシュタイン、2位は思い入れ深いケンプ、3位は新発見グルダ、そして大穴ホロヴィッツ。
 みなさんは誰がお好みですか?

 

タグ : 音楽 クラシック ベートーヴェン ピアノ  テーマ : クラシック  ジャンル : 音楽

18:54  |  クラシック音楽  |  コメント(1)  |  EDIT  |  上へ↑

【クラシック音楽】 2016.02.05 (Fri)

カラヤンの『ツァラトゥストラ』聴き比べ

 前回のクラシック音楽記事 世界一ヘタクソな『ツァラトゥストラはかく語りき』 の続きです・・・


カラヤン59『ツァラトゥストラ』VPO


 映画『2001年宇宙の旅』のテーマ曲「♪パ~パ~パ~」でおなじみ、リヒャルト・シュトラウス作曲の交響詩 『ツァラトゥストラはかく語りき』
 ・・・といえば、やっぱり帝王ヘルベルト・フォン・カラヤンのCDが決定盤。この曲を最大のレパートリーのひとつにしており、数多くの名演を残しています。


 1959年ウィーン・フィル版 (英デッカ)
 1973年ベルリン・フィル版 (独グラモフォン)
 1983年ベルリン・フィル版 (独グラモフォン)



 ・・・他にもライブ盤などがありますが、代表的な録音はこの3つ。

 中でも完成度が高く集大成とされているのが、晩年の 「1983年版」
 ただ、たしかに全体の骨格や構成は立派だけど、もっと若々しい勢い、ドキドキするような突き上げが欲しかったな。

 というわけで、ぼくは 「1959年版」 を愛聴しています。映画『2001年』に使われたのがまさにこの演奏。(上の写真。なお、公式サントラには長く「ベーム&BPO」版が収録されていたが、ぜったい違うと思ってた。真面目すぎて面白くない。)
 「ベルリン」ではなく「ウィーン」ということでいくらかソフトと言われていますが、色彩や表情は豊かなので、そんなことは感じなかった。録音も悪くない。それに何てったって、「ツァラトゥストラ」といえば「2001年」だもの。(←ミーハー)
 ちなみに中盤のヴァイオリン・ソロは、ニュー・イヤー・コンサートやウィンナー・ワルツでおなじみ、ウィーン・フィルの名コンマスだったウィリー・ボスコフスキーさんです。

 残るひとつ 「1973年版」 は、カラヤンとその手兵ベルリン・フィルの黄金期のもの。オケの大迫力が売りとされていますが、ぼくには音がシャリシャリしてるような印象だった。CD録音が安っすい廉価盤だったのかな。


 みなさんは、お好きな奏者のお好きなバージョンを選んでくださいね。
 (参考:ニコニコ動画の聴き比べ。・・・最初期の古い演奏は、拍子抜けするほどあっさりと小ぢんまり。宇宙規模で壮大に歌いあげる今のイメージに変わって、はじめて「名曲」になった。

 

タグ : カラヤン ツァラトゥストラはかく語りき ウィーン・フィル 2001年宇宙の旅  テーマ : クラシック  ジャンル : 音楽

22:04  |  クラシック音楽  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【クラシック音楽】 2015.10.13 (Tue)

シャンパン・バッハ

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J・S・バッハ 『ブランデンブルク協奏曲 第1~6番』
J・F・パイヤール指揮 パイヤール室内管弦楽団 (1973年 DENON)



明るく華やかな雰囲気。耳なじみのあるメロディも多いので、日常のBGMとして最適。

バッハの人気作なので、本場ドイツの名手たちが残した名演も数多いのだが、

ぼくはフランス代表、ジャン=フランソワ・パイヤールとその楽団の演奏に 「一目ぼれ」。


それは、フルートのジャン=ピエール・ランパルやトランペットのモーリス・アンドレといった、

まさに 「フランス代表」 と呼ぶにふさわしい顔ぶれ。

シャンパンの気泡がはじけるように、奏者ひとりひとりのみずみずしい個性が輝く、刺激的な演奏。

もともとイタリア的な開放感がある娯楽曲なので、むしろこっちの方があるべき姿なのかもしれない。

おかげでぼくは、ドイツ勢のお堅い演奏が聴けなくなった。


このパイヤール版、現在は第2・3・4・5番を収録した1枚(写真)がよく店に並んでいるが、

ぼくは全曲をそろえたいため、街中の中古CD店を回って、全曲盤2枚を探し出した。

幸い、さほど苦もなく見つかったのだが、それでもハッピーな一日だったことを覚えている。


なお、'91年にメンバーを代えて再録音しているが、こっちはマジメにやろうとして逆効果、

まったく面白みに欠けていた。

おすすめは“1973年”版であることを強調しておきます。

 

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21:52  |  クラシック音楽  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【クラシック音楽】 2015.07.13 (Mon)

世界一ヘタクソな『ツァラトゥストラはかく語りき』

 
映画 『2001年宇宙の旅』 を観た流れで、テーマ曲に使われた

リヒャルト・シュトラウスの交響詩 『ツァラトゥストラはかく語りき』 を聴きました。

例の有名な「♪パ~パ~パ~」です。

手持ちのCDのほか、このたび大発見なのが 「世界一 へタクソなツァラトゥストラ」!!



 
 【YouTube】 Portsmouth Sinfonia - Also sprach Zarathustra (無断投稿ごめんなさい)


これは笑った!

人類の夜明け~The dawn of man~ならぬ 「人類の夜明け前」 。

モノリスに出会いそこねて進化できなかった、もうひとつの「2001年」。


演奏は、イギリスの 「ポーツマス・シンフォニア」 という芸術学校のオケ。

わざと触ったこともない楽器を選んでるんだそうで。

プロだと当たり前に聴き流してしまう、アンサンブルの本質に気づかされたといえば言いすぎでしょうか。


関連動画にある他の演奏も甲乙つけがたし。

チャイコフスキーの『ピアノ協奏曲(Piano Concerto in A)』や『大序曲1812年』なんか、グダグダの極み。

ためてためて・・・さぁ!って所でハズされるから、お笑いとしてじつに優秀。

最後は、わが子の学芸会を見守る親御さんの気分も味わえます。


今はもう活動していないというのが残念。どこかで受け継がれてほしいなあ。


2001;A SPACE ODYSSEY

 

タグ : リヒャルト・シュトラウス ツァラトゥストラはかく語りき  テーマ : クラシック  ジャンル : 音楽

21:27  |  クラシック音楽  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【クラシック音楽】 2015.01.20 (Tue)

プーランクのピアノ曲集

プーランク・ピアノ作品集


20世紀フランスの作曲家フランシス・プーランクのピアノ曲集。

同じフランス人、パスカル・ロジェの演奏が一番手に入りやすいでしょうか。1980年代後半の録音。


中でも名曲は、「エディット・ピアフを讃えて」 という副題が添えられた即興曲15番。

主旋律を左手の低音が支える官能的なワルツは、ぴったりと寄り添い、

支えあいながら回る男と女のよう。

それはむしろ、かのシャンソンの女王というより、パリに生きたショパンを連想させます。

プーランクもピアフも最晩年、1959年の作。


1899年に生まれたプーランクは、多感な青年期に世界大戦や大恐慌がぶつかってしまった

典型的な 「失われた世代」 組。

どんどん前衛に傾く20世紀クラシック音楽の主流に乗るわけでもなく、

親世代のエリック・サティのような 「ベル・エポック」 のおふざけに振りきれるわけでもなく・・・。

ただ無粋を嫌い、芸術とはかない人生を愛した皮肉っぽいパリジャンを体現しているようです。


♪  ♪  ♪


  

『ピアフ讃』 をYouTubeでさがしていたら、牛田智大くんという子の演奏に驚かされました。
まったく肩の力が抜けた、自然体のリリシズム! 大人のプロでもここまで弾けまいて。(無断投稿ごめんなさい。)



 

タグ : プーランク クラシック音楽  テーマ : クラシック  ジャンル : 音楽

21:51  |  クラシック音楽  |  コメント(1)  |  EDIT  |  上へ↑