【  NBA】 2017.06.17 (Sat)

【NBAファイナル2017】 ウォーリアーズ優勝!

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 米プロバスケNBAは、ゴールデンステート・ウォーリアーズの2年ぶり優勝で幕を閉じました。
 クリーヴランド・キャヴァリアーズとのファイナル決勝戦は、史上初の3年連続同一カード。人気スター軍団どうしで楽しんだ人も多かったでしょうが、彼らの見境いのないスター買いあさりに幻滅して、もうファイナルは見ませんでした。(ウォリアーズ4勝1敗)
 また、ひいきのスパーズのレナードが、危険で卑劣なやり方(ジャンプの着地点にGSWのパチュリアがわざと足を入れた)でケガを悪化させられたのも大きい。
 そんなわけで、すっかり忘れていたプレイオフ中盤戦の展望と結果について、遅ればせながら投稿しておきます。


 ≪西① ゴールデンステート・ウォーリアーズ vs. ⑤ ユタ・ジャズ≫
 ウォーリアーズ4勝0敗。地方小球団ジャズは、新司令塔ジョージ・ヒルを故障で欠くようではあり余る戦力の優勝候補に勝てない。
 ここまで負けなし8連勝のウォリアーズは、中5日の余裕をもってうるさいスパーズと西の頂上決戦。不安なのは、スティーヴ・カーHCがまたも腰の手術で1回戦途中から離脱していること。代わりにマイク・ブラウン助監督が指揮を執っているが、彼は'14年スパーズ優勝時の相手キャブス監督。雲の上の名将グレッグ・ポポヴィッチに借りを返せるか。(誰が指揮しても勝てるって、もうプロの仕事じゃないよ。)


 ≪② サンアントニオ・スパーズ vs. ③ ヒューストン・ロケッツ≫
 スパーズ4勝2敗。ロケッツは水モノの長距離砲が当たればとんでもなく強かったが、当たらなければスパーズの堅実組織戦術にチグハグ沈黙。意外にも守備が充実していたこともあって、良くも悪くもロケッツに振り回された印象のテキサス対決だった。(それだけに最終戦、疲労蓄積とはいえ覇気のないジェームズ・ハーデンのプレイ態度には大きく失望させられた。)
 スパーズはトニ・パーカー(残り絶望)クワイ・レナードの新旧エースが負傷欠場する緊急事態。代役のパティ・ミルズジョナソン・シモンズらがしっかり穴を埋めたのはさすがだったが、正念場はこれから。レナードは次のウェスト決勝には復帰できそうだ。ほか、高さのパウ・ガソルが機能していないので、彼を外す手もありそう。
 (⇒西の決勝はウォリアーズ4勝0敗)


 ≪イースタン・カンファレンス≫
 “キング”レブロン・ジェームズ率いる東の大本命クリーヴランド・キャヴァリアーズ②も負けなし8連勝。東首位だが対抗馬あつかいのボストン・セルティックス①は、妹さんの交通事故死に見舞われたエースのアイザイア・トーマスが何とか踏ん張って、東の決勝に駒を進めた。いずれにせよキャブス優位は揺るがず、面白くない。
 (⇒東の決勝はキャヴス4勝1敗)



 ・・・トランプや安倍なんかが牛耳る現実世界同様、露骨で醜い格差の広がりと強者の横暴に、NBA全体への興味がどんどん失われています。
 来季もスパーズだけ見ることになるのかな。
 
22:11  |    NBA  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  NBA】 2017.05.05 (Fri)

NBAプレイオフ2017~1回戦!


 米プロバスケNBAは、いよいよ今季の王者を決めるプレイオフ・トーナメント戦へ。ほんの簡単な記録がわりですが、ひいきのスパーズを中心に1回戦のもようをまとめました。

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 ≪西①ゴールデンステート・ウォーリアーズ vs.
                   ポートランド・トレイルブレイザーズ⑧≫

 今季も優勝候補筆頭、公式戦首位のウォーリアーズは、大型移籍のK・デュラントが公式戦後半に長期欠場してややバタついたが、大エースのS・カリーら生え抜き組が本来の力を発揮。デュラント獲得の代償で層が薄くなったといわれたベンチ陣も経験を積むことができた。デュラントは公式戦の最後に復帰、王座奪還に向けて死角なし。
 一方、西の8位・最後のイスはずっとナゲッツが守っていたが、ブレイザーズが終盤の猛追で引きずりおろした。斬り込み隊長D・リラードのここぞの爆発と牽引力はさすがだが、やはりウォリアーズのぶ厚い戦力にはかなわないだろう。

 ウォーリアーズ4勝0敗。デュラントが半分欠場したがハンディにもならず、まったく寄せ付けなかった。
 次は組織守備のジャズが相手だが、ここも戦力差は歴然。問題ないだろう。



☆  ★  ☆


 ≪④ロサンゼルス・クリッパーズ vs. ユタ・ジャズ⑤≫
 チームカラーは対照的だが、同率で並んだ力は伯仲――。
 5年ぶり出場、田舎の貧乏球団ユタ・ジャズの健闘は喜ばしい限り。地道に育てたB・ヘイワーズら若き逸材たちに、G・ヒルら実績あるベテランが新たに加わり組織力に深みが。平均失点は100点未満の堂々1位。
 かたや大都会L.A.のクリッパーズは、適材適所のぜいたくな補強で今の強さを築きあげたが、毎年このあたりの順位で頭打ちな状態。スターたちの契約はそろってこのオフに切れるため、今季がラストチャンスとも言われている。

 ジャズ4勝3敗。クリッパーズはガラスのエースB・グリフィンが今年も途中離脱。現代最高の司令塔C・ポールには彼らしからぬ勝負どころでの苛だちが。そしてD・リヴァース監督はスター軍団をまとめる人望にこそ定評があるが、ここへきて組織力に対抗する戦術の見劣りがそれぞれ目立った。
 勝ち上がったジャズも中1日で次のウォリアーズ戦へ。ただでさえ優勝候補相手に気の毒というほかないが、少しでも苦しめてひとつ名を揚げてほしい。



☆  ★  ☆


 ≪③ヒューストン・ロケッツ vs. オクラホマシティー・サンダー⑥≫
 今季の年間MVPの2大候補が激突する目玉対決。
 サンダーのR・ウェストブルックは 「年間成績のトリプルダブル(3部門2ケタ)」 と 「年間トリプルダブル回数(42試合)」 を50余年ぶりに更新する大快挙を達成、今シーズンの話題を独占した(&得点王)。しかしロケッツのJ・ハーデンも決して遜色ない成績だし(アシスト王)、チームの躍進という点では彼が上だ。
 選手層では優れたシューターを多数そろえたロケッツが優勢。超攻撃力どうし、ノーガードの打ち合いが見られるか。(ハーデン、R・ジャクソン、デュラント・・・サンダーは主力に去られっぱなしでその代わりを加えなかったのか。どういう契約・補強してたのか。またひとりでやりたがるウェストブルックの姿勢も、周りが育たない原因だ。)

 ロケッツ4勝1敗。やはりサンダーはウェストブルックひとりでは勝てなかった。
 ロケッツはウォリアーズにも比肩するはずの3ポイント砲が不発。どうしても水もの・バクチものになってしまうが、次の百戦錬磨スパーズ戦はあれこれ言う前に頭から主導権を握りたい。



☆  ★  ☆


 ≪②サンアントニオ・スパーズ vs. メンフィス・グリズリーズ⑦≫
 今季も全体2位の常勝スパーズは、K・レナードが立派な新エースに成長して世代交代は順調に見える。だが他の顔もあれこれ入れ替わっており、この大舞台で信頼して使える駒は意外と多くない。また一年を通してじっくり戦わせれば強いが、一発勝負のプレイオフでは勢い負けすることも。日替わりでいいのでレナード以外も大爆発を見せてほしい。年寄りが多いので、敵の規格外エースをいかに止めるのかも悩みの種だ。
 対するは、強固な組織守備でしぶとく生き残ってきたグリズリーズ。数年前には優勝候補スパーズを破ったこともあり、自分たちのバスケができればこんなに恐ろしい相手はいない。
 やはり問題は地方小球団ゆえの選手層の薄さ。よりによって決戦直前、守備職人T・アレンが負傷離脱。今季大型契約のC・パーソンズも長期欠場でとんだムダ金に終わっている。(なんでケガ持ちのたかだか15点選手と20億円契約するかね。金持ち球団と同じことするかね!)

 スパーズ4勝2敗。「組織」のチーム同士らしく、しっかり守り、高確率で決め、ミスも少ない、接戦に次ぐ接戦のじつに素晴らしいシリーズだった。世間では人気のロケッツとサンダーがいきなり当たってもったいないという声がもっぱらだが、むしろこういう大人のチームがつぶし合うほうがずっと惜しい。彼らを観た後ではロケvs.サンの大味っぷりに笑ってしまった。
 しかしスパーズにすれば手負いの格下に苦戦はいただけない。エースのレナードは文句なしだが、ガソルやジノビリら周りの攻撃手がしぼんでいる(公式戦終盤から)。次のロケッツ戦は経験値や戦術では優っているので、相手の芽をしっかり摘んで勢いに乗らせないようにしたい。


20:21  |    NBA  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  NBA】 2017.03.27 (Mon)

NBAスパーズ'16-17③≪新時代のエースたち≫

SAスパーズ

 NBA2016-17公式戦は残り10試合を切り、意識は早やプレイオフへ。わが応援するサンアントニオ・スパーズ、新時代のエースたちについて。



 ≪エースたち≫
 ◆2年連続オールスター先発出場を果たすなど、いまや押しも押されもせぬ大エースに成長したクワイ・レナードは、今まで以上に攻守に大車輪の活躍。初の年間MVP(昨季は投票2位)そして守備MVP連覇の有力候補でもある。
 何より素晴らしいのは好不調の波がないこと。連続2ケタ得点試合は100試合を超えて球団の歴代3位に(上はG・ガービンとD・ロビンソン)。ここぞの決勝弾を決める勝負強さも光り、高まる名声に浮かれる性格でもないので、欠点らしきものは見当たらない(不愛想なくらい)
 怖いのは酷使による疲労とケガ、そしてチームが彼に頼りすぎること。今の時代、特定の超人的活躍はそれほど怖くない、控えが出ても勝てる総合力の怖さを示したのがスパーズのはず。ポポヴィッチ監督のこと、そのへん抜かりはないだろうがくれぐれもよろしく!


 ◆昨季鳴り物入りで移籍してきたラマーカス・オルドリッジは、レナードと並ぶ新エースとして、年俸20億円としては物足りなく映るが、数字に表れない守備も含めて無くてはならない大黒柱に。あまり爆発はせず時々「空気」になるものの、大きなスランプもないのはこの人らしい。
 移籍2年目、チームにすっかりなじんだと言うべきなのか。分かりやすいエースの目安として、平均20得点に乗せてほしいと願うのはぜいたくなのか(いま17点7リバウンド)
 3月に持病の心臓病再発が心配されたが、幸い大事に至らずすぐに復帰。


 ◆3pシューターにして名ディフェンダーのダニー・グリーンは、エースではないが彼もスパーズ新時代の中軸となるべき存在。
 ところがこの2年シュートが絶不調で、10本打って得点1ケタなんてのもザラ。たまにポンポン入るものだから、成績上には表れにくくて余計に厄介だ。レナードがエースとして前面に出だしたので、彼は裏方に下がっただけ、という見かたもできるのだが・・・。
 あまりの不調に「先発から降ろせ」なんて声も聞こえるが、スパーズは先発と控えが同等。まず守備から固めて、攻撃タイプはベンチから出撃する戦法なので、堅守の彼は先発のままでいいと思う。
 ・・・だとしてもシュートが入らなさすぎる! あと3点、せめて平均得点2ケタに乗せてくれればチームがずっと楽になるのに。せめてプレイオフでは、R・ウェストブルック、J・ハーデン、S・カリーらを止める“神”ディフェンスを見せてほしい。せめて。


 ◆名将グレッグ・ポポヴィッチHCは今季、20年連続勝率5割超のNBA新記録と、同一チームでの監督最多勝記録(1000勝超)を成し遂げた。
 T・ダンカン(引退)、B・ディアウ(⇒ジャズ)、D・ウェスト(⇒ウォリアーズ)、B・マリヤノヴィッチ(⇒ピストンズ)などインサイドを中心に選手が流出したが、ドゥエイン・デドモン(C)、ダヴィス・バータンズ(F)、デジョンテ・マーレー(PG)など、国内外から未知の人材を発掘してうまく使っている。ここは控え組の「セカンド・ユニット」がしっかりしているので、彼ら新人は先発で経験を積ませてもらえるのは大きい。

 一方で、強豪チームによるあからさまな選手温存が相次ぎ問題に。健康な選手を休養のために欠場させるのはポポヴィッチのスパーズがやり始めたこと。たしかに、広大な国土を飛びまわっての連日連戦はハードの極みで、リーグは開幕を早めて日程をゆるめるなど対策が練られているが、それで温存策がなくなるとは思えない。
 「試合に出るのはお前の仕事」というある選手OBの言葉はごもっとも。高いチケット代や放映権料を払わされるファンの身にもなってほしい。せめて会場で握手会でもさせたらどうだ?


 いまスパーズは勝率8割弱で、全体2位以上はほぼ安泰。一時は“目の上の”ゴールデンステート・ウォーリアーズと並んで全体首位に立った(※直接対決で勝ち越し確定のため、勝率で並べばスパーズが上位になる)。プレイオフでの地元優先権を得るためには首位であるほうがいいが、対戦相手との相性を考えると西2位でもいいという見かたもある。さていかに。


 
21:10  |    NBA  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  NBA】 2017.03.24 (Fri)

NBAスパーズ'16-17②≪バックコート陣の世代交代は?≫

SAスパーズ

 NBA2016-17シーズンのサンアントニオ・スパーズ。世代交代を迫られているガード陣について。



 ≪バックコート陣≫
 ◆キャリアの最晩期にある“生ける伝説(リビング・レジェンド)トニ・パーカーマヌ・ジノビリは、衰えが目に見えて分かるように。それでも出場時間をセーブしつつ、ピンチの時にはさすがの手綱さばき。(引退したダンカンがそうであったように)「主砲」から「チームの1ピース、ロールプレイヤー」にうまく身を退いているので、衰えを悲観・非難するほどでもない。
 むしろ問題は、その後継者がまだ見つからないことだ。以前ラプターズに出したコーリー・ジョセフを買い戻すなんてウマイ話ないかな??

 ◆第2司令塔のパティ・ミルズは、3p長距離砲の好調もあっていつでもパーカーの代わりができるが、守備力はパーカーとどっこいどっこいなので、今までどおり控えのシックスマン役が合ってるようだ。
 ◆今季のドラフト29位、20歳の新人デジョンテ・マーレーはまったく粗削りだが、おじさん軍団にはない元気の良さは見ていて気持ちいい。パーカー欠場時には先発PGに大抜擢され、キレのいい突破力を見せている。(後半戦にケガで長期欠場。)
 スパーズは控えの“セカンド・ユニット”が充実しているので、彼ら若手はむしろ先発で自由にやらせてもらっている、テストされている感じ。本気で彼に「パーカー後」を託すようには見えないが、とにかく経験の場を与え続けてあげてほしい。

 ◆ともに2年目、雑草スラッシャーのジョナソン・シモンズと若き頭脳派カイル・アンダーソンは、悪くはないけど期待されていたほど目立っていない。シモンズは良くも悪くもプレイに大ざっぱなところがあり、カイルは将来いい指導者になりそうだが個人成績に無頓着。大器晩成型だからもう少しかかるのかな。
 ◆ドラフト外の新人シューター、ブライン・フォーブスはまだ1軍の当落線上。
 ◆ユタ・ジャズから24歳のカナダ人ガード、オリヴィエ・ハンランの交渉権を獲得。(年俸枠を空けるため)B・ディアウをトレードに出してまで得たその対価は、よほどの逸材なんだろうか? 入団は来々季くらい。

 ◆なお、今季限りで引退と思われるジノビリの年俸が昨280万ドルから1400万ドルに大幅アップしたのは、シクサーズから高額で引き抜かれそうになって上げざるを得なくなったため (本人はカネは二の次で、スパーズに骨を埋めるつもりでいる)。思わぬ出費で巨人B・マリヤノビッチ(⇒ピストンズ)を手放すことになったのは誤算だが、長年の功労者だけに仕方ない。


 得失点差は8点ほどで首位GSウォーリアーズ(2ケタ!)に次ぐ2位。3ポイント長距離砲は数こそ平均的だが、フリーを生む組織力で効率よく決めてリーグトップの成功率。ただしエースのK・レナードが無理をしなくなった終盤戦、チーム攻撃の迫力がなくなった感あり。
 ほか弱点は、R・ウェストブルックやJ・ハーデンなど規格外の点取り屋を止める「個」の守備力の高齢化。プレイオフまでに「組織」を磨くか? レナードやグリーンに負担させるしかないのか?

 次回ラストは、その新時代を担うエースたち――レナード、オルドリッジ、グリーンについて。See you!


 
20:27  |    NBA  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  NBA】 2017.03.21 (Tue)

NBAスパーズ'16-17①≪新加入のフロントコート陣≫

SAスパーズ

 米プロバスケNBA、わが応援するサンアントニオ・スパーズは、20年来の大黒柱ティム・ダンカンが引退しながら変わらぬ強さだが、他にも入れ替わりが多く、各人の契約内容なども細かく見るとやはり「再編期・過渡期」な印象。(再編期でこれだけ強いのはさすがだが。)
 彼らの目標は「優勝」あるのみ。だからこういう地味な戦い方でも高く支持されている。しかし今季はその迫力や威圧感を感じず、今季の優勝を望むには頼りない。



 ≪新加入のフロントコート陣≫
 ◆ダンカンの後釜として入ったベテランのパウ・ガソルは及第点(年俸10ナン億円にしてはヌルいが)。2月のチーム恒例 “ロデオ・ロード・トリップ(敵地連戦)” 時に負傷欠場したが、無名の新加入ドウェイン・デドモンがしっかり後を守った。掘り出し物のデドモンはスパーズ好みの地道な肉体労働型。(ちなみにこの2月は敵地8連戦にもかかわらずポポヴィッチHCが月間監督MVP。)
 後半戦から復帰したガソルはもっぱらベンチからの出場。守備ができないわけではないが、スパーズレベルの堅守を求めるのは酷なので、控えのほうがおあつらえ向き。攻撃面でのびのびとやってる印象だ。(ただし今度は、先発に定着したデドモンがバタバタと乱調ぎみになった。)

 ◆同じくインサイドの新加入デヴィッド・リーは、元オールスター選手ながら破格の低年俸で黙々と献身。ふだんの出場時間が抑えられているので、先発陣の欠場時にはがっつりと働いてくれる。このガソルとリーがベンチに控えているのは頼もしいことこの上ない。

 ◆「スモール・ラインナップ」のご時勢とはいえ、今季はインサイドの層が薄い。
 ラトビア代表の新加入デイヴィス・バータンズ(ダヴィス・ベルタンズ)は、先に引退した赤毛のマット・ボナーと重ね合わせてマニアなファンのアイドルに。ヨーロッパ系らしく器用な万能手だが、PFにしては弱くSFにしては遅いというヨーロッパ系の悪い典型も受け継いでいる。3p長距離砲はじゅぶん武器になるので、組織戦術への適応力でカバーしてほしい。ヒザじん帯を2度も切っているのが不安。
 ◆なおガソル欠場時に、MIAヒート2連覇時の控えセンターだったジョエル・アンソニーと契約。通常は出番のない非常時用の戦力として。


 平均失点はユタ・ジャズに次ぐ2位。2ケタ台に抑えているのも彼らのみ。お家芸の堅守は健在。「小型化」のご時勢なので、このインサイドは優位を保てるだろう。ただ主力は軒並み30歳代で替えもきかないので、くれぐれもケガだけはないよう。あまり休ませすぎても昨プレイオフのように乗り損ねてしまうので難しいところだ。

 3連投稿の次回はバックコート陣(パーカー、ジノビリ、若手組)、その次はエース陣(レナード、オルドリッジ、グリーン)について。好きな人だけつきあって。See you!


 
18:56  |    NBA  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  NBA】 2017.02.26 (Sun)

NBA2016-17前半戦!

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 米プロバスケNBAは、大味きわまるオールスター戦を終えて後半戦へ。日本時間2月24日にはトレード期限(デッドライン)を迎えました。簡単に前半戦をふり返ります。


 ≪優勝候補の歴代3王者≫
 一昨季の王者にして今季も大本命、ゴールデンステート・ウォーリアーズが全体首位をひた走る。昨季ほどの神がかりはないにしても、唯一の勝率8割台。
 ケヴィン・デュラントの電撃入団により、大エースのステフィン・カリーは例年よりおとなしめ。出ずっぱりで疲弊した昨季のカイゼンと言うには、ぜいたくが過ぎる戦力補強だ。
 縁の下の力持ちドレイモンド・グリーンが 「得点部門抜きのトリプルダブル達成」 という珍・快挙も、勢いに乗ってる証し。

 昨季の王者にしてイースト首位クリーヴランド・キャヴァリアーズは、3ポイント職人カイル・コーヴァーを加えたりと飽くことなくカネをばらまいているが、やっぱり“キング”レブロン・ジェームズ頼み。あれこれ口を出すレブロンを苦々しく思う声もあるようだが、この球団フロントはカネにまかせてカネ出すしか能がないということ。アメリカ型経営の嫌なほうの典型に映る。

 一方、前の前の王者サンアントニオ・スパーズは、20年来の大黒柱ティム・ダンカンが引退したものの、新世代クワイ・レナードを軸に変わらぬ強さを維持(しかも球団史上3位の成績)。経営陣およびグレッグ・ポポヴィッチ監督の長期戦略・運営はさすがとうならせている。「雇われ」経営者ではない、一時の株主・スポンサーの利益や顔色に左右されない、非アメリカ型経営のいいほうの典型だ。
 20年連続勝率5割超え(確定)はNBA新記録。今季もウォリアーズに次ぐ全体2位。



 ≪台風の目≫
 東はボストン・セルティックス(東2位)が、西はヒューストン・ロケッツ(西3位)が爆発的な超攻撃力で急浮上。アイザイア・トーマスジェームズ・ハーデンのそれぞれ両エースは、得点王レースでも2位・3位を争う。こういう攻撃偏重タイプがプレイオフでどこまでやれるかは別だが、盛り上げ役がいるのは面白い。

 得点王レースの首位を独走するのがラッセル・ウェストブルック(OKCサンダー)。連夜のトリプルダブルでアシストとリバウンド部門も2ケタ成績。かのオスカー・ロバートソン以来の「シーズン・トリプルダブル」達成なるかが期待されている。盟友デュラントを失いながらもプレイオフ出場圏内は立派だが、あまりに常識外の孤軍奮闘すぎて気の毒にすら感じる。
 (・・・先のオールスター戦では、デュラントとの久々コンビプレイを見せて一番の盛り上がりに。移籍騒動で不仲もささやかれているが、そこまで深刻じゃないのでは? ウェストブルックだっていずれ、実行力に欠く球団を出ていくかもしれないから。)

 ほか、地方小球団ユタ・ジャズの健闘も特筆もの。持ち前の堅守(失点1位)にジョージ・ヒル(ペイサーズ⇒)ら実力派が加わって、西の上位4強シードに食い込んでいる。この醜いだけの格差社会、彼らのようなチームが頑張ってほしいなあ。



 ≪大型トレード≫
 キングスの若き大黒柱デマーカス・カズンズニューオリンズ・ペリカンズにトレードされる。才能は申し分ないが公私のトラブルが多く、チームを勝たせられないタイプに見切りをつけた格好だ。
 新天地ペリカンズでは、先の地元オールスターでMVPを獲ったばかりの優等生アンソニー・デイヴィスと得点4位&5位の超強力フロントラインを結成。ただし役割の似た問題児の加入が上手くいくかは未知数。彼らが補強すべきは故障が多く不安定なバックコート陣ではなかったか。

 ほか球団史上最悪の低迷にあえぐ名門ロサンゼルス・レイカーズのリストラが加速。オーナーのバス家やGMら重役を刷新するのは当然だが、新しい球団社長がマジック・ジョンソンって。名選手は必ずしも名経営・指導者にあらず。ずっと昔の監督就任もガラじゃなかった。冷めた目で見ている。
 控え出場ながら得点リーダーのルー・ウィリアムズを放出(⇒ロケッツ)


 ・・・次は公式戦終了後、プレイオフにお会いしましょう。See you!

 
10:03  |    NBA  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  NBA】 2016.11.28 (Mon)

NBA2016-17、開幕!

 
 米プロバスケのNBA、2016-17シーズンが開幕して1か月。
 今季の情報はまだ勉強不足ですが、ごく簡単に・・・。
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 ≪コービーとダンカン引退≫
 昨シーズンの話題ですが、コービー・ブライアント(レイカーズ)とティム・ダンカン(スパーズ)の2大スターが引退。
 チーム成績は捨てて、1年まるまる「全米引退ツアー」な感じにしてもらったコービーと、最後まで激闘の最前線、終戦後にポポヴィッチ監督の代理会見だけで引退をすませたダンカン。極端すぎるふたりらしくて、思わず笑ってしまった。
 アプローチは正反対だったけど、20年余に渡って 「プロフェッショナル」 の究極を示してくれた、どちらも尊敬できる大好きなスーパースターでした。お疲れさま!


 ≪デュラント、ウォーリアーズ移籍!≫
 このオフ最大の話題は、何といってもケヴィン・デュラントの電撃ウォリアーズ入り! 優勝欲しさに古巣を捨てた現役最高級のスーパースターは、一気に悪役(Super Villain)になり果てた。
 「俺が俺が」な育ちではないので、プレイの面では時間をかけて溶け込むだろう。・・・が、「4番バッター」ばかり集め・集まりたがるこの手のチームとスーパースターたちにもうウンザリ!

 デュラントを失ったオクラホマシティー・サンダーが踏ん張っているのがまだ救いか。残されたラッセル・ウェストブルックの、鬼神のごとき孤軍奮闘に意地を感じる。(彼もいずれ出るんだろうな・・・。)


 ≪わがいとしのスパーズは?≫
 引退した大黒柱ダンカンの後釜に、パウ・ガソール(ブルズ⇒)が就く。たしかに考えうる最上最適の駒には違いないけど、36歳の高齢と、名門ブランド力にあかせた大物獲りの姿勢にロマンを感じない。他球団とは違う、自分の目と足で掘り出し物を見つけてきてこそスパーズなのに。

 だからぼくは無名の控え組に希望を託します。若き頭脳派カイル・アンダーソンには、ジャズに移籍した先輩B・ディアウみたいな 「何でも屋」 の後継に、遅咲きの雑草魂ジョナソン・シモンズには、この堅実軍団にはないハングリーな爆発力でカンフル剤になってほしい(昨PO、なんでシモンズを2軍に落として年寄りを増やしたのか!?)。もちろん、今季もぞくぞく入ってきた未知の 「掘り出し物」 にも期待。 そろそろ老雄トニ・パーカーとマヌ・ジノビリに取って代わるくらいでないと。

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 イーストは昨季の王者クリーヴランド・キャヴァリアーズ、ウェストはその前の王者ゴールデンステイト・ウォーリアーズを先頭に、おなじみの顔ぶれが並ぶ。
 なお、D・ウェイド、D・ローズ、D・ハワードら大物も移籍したけど、あまり驚きはない人たち。チーム格差の広がりやスーパースターの見境いない移籍が増えて、リーグ全体を見守りたくならないんだな、ここ数年。
 トランプなんかが大統領に選ばれて、アメリカ文化そのものへの敬意や興味が底をついたのも大きい。

 ・・・次はオールスターごろ、会えたらお会いしましょう。 See you!

 
20:22  |    NBA  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑