【 実録!ことわざ辞典】 2012.02.27 (Mon)
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【 実録!ことわざ辞典】 2012.02.26 (Sun)
良薬は口に苦し 【りょうやくは くちににがし】
良薬は口に苦し 【りょうやくは くちににがし】
本当に体に効く薬が苦い味であるように、自分のためを思ってくれる忠告はきびしく耳が痛いものだ、というおしえ。 『韓非子』 『史記・留侯世家』 ほか。
3月だというのに、今年の花粉症はだいぶ軽いみたい。
薬を飲まなくても平気です。
周りからはそろそろ飲んだほうがいいと言われていたのですが、
薬はめんどくさいし、のどが渇いたりと副作用がイヤ。
で、今日まで放っておいたら、ついにその時が来てしまいました。
かっこいいバーでかっこよくジンを傾けていたら、鼻水がてろーん。
アダルトな夜の、ビターな隠し味。
自称ジョニー・デップが台無しです。
素直に飲んどきゃよかった・・・。
今から薬を飲みはじめても、効果が出だすのは数日後。
それまで鼻水ジョニーだなんて、世界のファンが許しません。
しかたなく路線変更。 赤塚まんがをめざすことにします。

赤塚不二夫 『天才バカボン』 バカ田大学
【 実録!ことわざ辞典】 2010.01.18 (Mon)
石に漱ぎ流れに枕す【いしにくちすすぎ ながれにまくらす】
石に漱ぎ 流れに枕す 【いしにくちすすぎ ながれにまくらす】
こじつけや負け惜しみのたとえ。 「漱石枕流(そうせきちんりゅう)」。
ある賢人が、「石に枕し、流れに漱 (くちすす) ぐ」 と言うべきところをこう間違えてしまったが、「石で口をすすぐのは歯を磨くため、流れに枕するのは耳を洗うため」 と言い通したことから。 『晋書・孫楚伝』 より。
「夏目漱石」 のペンネームや 「流石 (さすが)」 という読ませ方はここからきている。
職場の同僚が、ケーキをホールで差し入れしてくれました。
シナモンとブラウンシュガーの香りがきいた、ちょっとアダルトでセレブリテーなデコレート。
しかし、不幸にもアダルトともセレブリテーとも縁遠いぼくは、
添えられていたシナモン・スティックを、「やっぱこれだね~♪ ロッテのトッポ」 の仲間だと勘違い。
子供みたいにひとり占めして我先にかじりつきました。
すると同僚から 「それ食べられないよ」 と、愛のかけらもない冷たい表情でツッコまれました。
・・・・・。
あとに引けなくなったぼくは、「本場では、フォーチュン・クッキーみたいに縁起ものとされている」
と、まったくありもしないウソでごまかしました。
本場ってどこじゃい! 食えるもんなら食ってみんかい!
少しだけ食べすぎた3時のおやつは、渋くてほろ苦い味がしました。
【 実録!ことわざ辞典】 2009.10.20 (Tue)
画竜点睛を欠く 【がりょうてんせいをかく】
画竜点睛を欠く 【がりょうてんせいをかく】
肝心の仕上げが足りず台無しになること。最後の詰めが甘いこと。
竜の壁画を描いた画家が、最後に睛 (ひとみ) を描き入れたら、竜は壁から抜け出して天に昇っていったという伝説から。 張彦遠 『歴代名画記』 より。
あと2つ~~!!
あと2つなんだよ~~!

偶然とはいえ、ここまで出来ました。
普段は2面までしかできません。
どうすればいいの? こわくて動かせないよー!
ちなみに数学の理論上では、どんな状態からであっても必ず20手以内で完成できるのだそうです。
(09年10月現在、実際に証明されたものとしては21手が最短。)
・・・と、かしこぶって本を広げてみましたが、まー、ちんぷんかんぷん。
あたしゃやっぱ文系だ。
物理学賞と化学賞はムリっす。
平和賞を狙います。 待ってろオバマ。
・・・そして先ほど

でけたー!

・・・ってふりだしじゃんっ
いま世界が抱える問題は、ぼくの手にゆだねられたこの最後の一手よりカンタンかもしれません。
だれかたすけてー。
【 実録!ことわざ辞典】 2009.01.22 (Thu)
邯鄲の夢 【かんたんのゆめ】
邯鄲の夢 【かんたんのゆめ】
人生の浮き沈みは夢のようにはかないこと。
中国の古都・邯鄲。ある旅人が波乱の生涯を送る夢を見るが、目覚めたとき火にかけていた鍋はまだ煮立ってもいなかった…。「一炊の夢」 とも言う。『枕中記』 より。
きのう、『ロンドン・ハーツ』 をボケーっと見ていたら、こたつの中でウトウト眠ってしまいました。
夢の中でぼくは、ブルース・リーみたいに殺し屋だらけの塔で戦っていました。
あちょー。
ハッと目が覚めたら、ロンブー淳はまだ 「許せない女」 のタイプを延々しゃべっていました…。
おかげで夜、眠れなくなったので、これ幸いにとオバマ大統領の就任式を見ました。
新しい時代の幕開けです。
しかし同時に、全世界を混乱に陥れたブッシュの 「負の遺産」 を受け継ぐ、厳しい現実のはじまり。
ホワイト・ハウスへ向かう彼の一歩一歩は、熱い夢から覚めていく一歩にほかなりません。
それでも、無能な指導者を戴く一国民としては、たとえ夢であっても夢を託したくなるような、
若くたくましいリーダーの姿がとても輝いて見えました。
次は我々のパワーが試される番です。
しかしその前に、今日のぼくは睡眠不足でヘロヘロでした。
立てよ国民! ぼくは寝ます。
【 実録!ことわざ辞典】 2008.07.10 (Thu)
朝三暮四 【ちょうさんぼし】
朝三暮四 【ちょうさんぼし】
目先のうまい話に惑わされて、じつは何の利益も得ていないこと。
猿を飼っている男が、エサの木の実を 「朝に3つ、暮れに4つ」 与えようとしたら猿たちは怒ったが、「朝に4つ、暮れに3つ」 にしたら猿たちは喜んだことから。『荘子』『列子』より。
職場の同僚が、タウン誌についていたクーポン券を持ってきました。
近くのレストランで、「3000円相当のランチが今なら1000円」なのだとか。
これはお買い得。同僚4人、喜び勇んでわいわい乗り込みました。
手長エビがまるごと1匹入った地中海風のごった煮。フランスパンは食べ放題。
小さいながらもヒレ・ステーキまでついていました。
いやぁ~、得した得した。これで3000円が1000円とは。
いい気分なので、4人全員のぶんを ドドンとおごってあげました。われながら太っ腹~!
いやぁ~、浮いたお金で何しようかな~♪
・・・あれ?
【 実録!ことわざ辞典】 2008.04.02 (Wed)
李下に冠を正さず 【りかにかんむりをたださず】
李下に冠を正さず 【りかにかんむりをたださず】
李(すもも)の木の下で頭の冠を直そうとすると、果実を盗んでいるのではと怪しまれることから、時と場所をわきまえて、わざわざ誤解を招くような振る舞いのないよう、という教え。『君子行』 より。
お花見と花粉症の季節です。
鼻炎薬の副作用でのどが渇くので、あめちゃんをよくなめています。
今日は職場じゅうで花見弁当をとったので、それを確認しながらモグモグ、チュパチュパやっていたら、
「つまみ食いしたでしょ~!」
と、あらぬ嫌疑をかけられました。
だれがするかっ!
我、どんだけ食いしん坊キャラなりや。
あゝ無情なるかな、平成のジャン・バルジャン。