【JAZZ】 2018.03.27 (Tue)

これぞ'70年代ファンク! ハービーの『マン・チャイルド』

H・ハンコック『マン・チャイルド』


現代ジャズ界の総大将ハービー・ハンコックのCD 『マン・チャイルド』 を買いました。1975年。

'73年の 『ヘッド・ハンターズ』 以降、エレクトリック・ファンク路線にも進みはじめた時代の一作。


1曲目 『Hang Up Your Hang Ups』 がめちゃくちゃカッコいい!

1970年代ニューヨークの刑事ドラマみたい!


  【YouTube】herbie hancock - hang up your hang ups


・・・ちょうどそういう雰囲気の動画発見! (無断使用ごめんなさい)

この曲は、来日公演 『洪水 ('75)』 や 『V.S.O.P./ニューポートの追想('76)』 などライヴの名盤にも

収録されていますが、このオリジナルではじめてその真価を知りました。


「♪アッハ~ン、テケテケテケ・・・」 って聞こえるみたいな(聞こえない)ギターの “カッティング”(と言うらしい)

ファンキー!

ギターはワーワー・ワトソンWah Wah Watson)という方。

なんか面白い名前だけは存じ上げておりましたが、詳しくは知らなかった。お恥ずかしい。

本作では本名の「メルヴィン・レイジン」名義で、多くの作曲も手掛けているそうです。


洗練されたハービーのシンセと、ゴージャスなホーン・セクションの掛け合いにもシビれまくり。

多作なハービーは、アルバムの後ろの方がだんだんお座なりになっちゃうのが玉にキズなんですが、

本作はワーワーさんのおかげで緊張感を保ったまま全曲快演に仕上がっています。

あのスティーヴィー・ワンダーも、アルバム後ろの方の曲にハーモニカで参加。

隠れた傑作!

 
19:11  |  JAZZ  |  コメント(1)  |  EDIT  |  上へ↑

【クラシック音楽】 2018.02.27 (Tue)

“愛の6度”~あなたの声に私の心は開く~


M・カラス『あなたの声に私の心は開く』
マリア・カラス 『PURE』

サン=サーンス作曲のオペラ 『サムソンとデリラ』 より、『あなたの声に私の心は開く』

 【YouTube検索結果】 saint saens 『mon coeur s'ouvre a ta voix』

マリア・カラスはさすがの貫禄。厚み深みのある声で朗々と歌いあげています。


旧訳聖書にある、イスラエルの怪力の英雄サムソンと美女デリラのお話。

じつは敵方のデリラは、サムソンの弱点である「髪の毛」の秘密を聞き出して、彼を破滅に追いやる。


この曲が歌われるのは第2幕の終わり、すっかりデリラにメロメロになったサムソンが、

いよいよその秘密を明かしてしまおうかという陥落寸前の場。

甘い言葉の限りを尽くしてのデリラの誘惑に、途中サムソンからも「デリラ、ジュテーム!」

の声が漏れてしまうほど。


それもそのはず、ラブソング作曲の必殺技 「6度の跳躍」 にうっとり!(ここではラから6つ上のソへ。)

ワーグナーっぽくもあるけどワーグナー作品ほど高尚じゃないのはご愛敬かな。

(保守的なサン・サーンスと革新派ワーグナーは仲が良かったという話を聞いたことがあるけど本当?)


「6度の跳躍」のおもしろさは、先日関ジャニの番組のクラシック音楽講座で解説されていたので

この歌を真っ先に思い出しました。(番組ではショパン『夜想曲第2番』と中島美嘉『雪の華』が紹介されていた。)

実はこのオペラ、全曲まともに聴いたことないんですけどね。カラスは全曲歌っていますか?

 
19:02  |  クラシック音楽  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【全世界音楽】 2018.01.29 (Mon)

Googleでテレサ・テン生誕記念

テレサ テン - Google 検索



Googleの左上のロゴが、歌う女性のイラストになっていました。

何気なくクリックしたら、1月29日はテレサ・テンさんの誕生日ってことなんだそうです。


テレサがお元気なら、まだ65歳だったんだ! つくづく、なんて惜しい人を! (1995年、42歳で没)


YouTubeで在りし日の動画を見はじめたら、またも止まらなくなりました。

何度聴いても、何を聴いても、めちゃくちゃうますぎ。


名トリオ 「作詞/荒木とよひさ、作曲/三木たかし」 さんとの名曲群はもうおなじみなので、

このたびは中華圏でつくられた曲を探してみました。

古くさい民謡や演歌調ばかりな中にひとつ、「作詞/蘇軾」というテロップに思わず目を見張った。

蘇軾ってあのそしょく??


曲は 『但願人長久』。 (「ただ人の長久を願う」。リンクはYouTube検索へ。)

11世紀・宋の詩人蘇軾(蘇東坡)の詞に曲をつけて、テレサさんの歌でヒットしたんだそうです。

何となく聞いたことがある。 テレサの歌だったか、カバーしたフェイ・ウォンの版だったか・・・?


 「月よ、お前はいつからそこにあるのか。
 いちど月の宮殿に行ってみたいが、それだけ高いと寒くてかなわんだろう。
 やっぱりこの世で飲んで踊っているほうがいい。

 人間社会は月の満ち欠けのように出会いと別れ、喜びと悲しみがあるものだが、
 みんな長生きでいこう(「但願人長久」)。たとえ千里離れていても、
 この嬋娟(せんけん=あでやかな美女。名月のたとえ)を共にしようではないか」



おおまかに訳しました。


あなたは「長久」叶わなかったけど、今も世界中の人々が、月になったあなたを見上げて

酔いしれています。

1月29日はもう終わりだけど・・・お誕生日おめでとう、テレサさん。

 
23:35  |  全世界音楽  |  コメント(2)  |  EDIT  |  上へ↑

【JAZZ】 2017.12.16 (Sat)

≪JAZZ≫書庫もくじ

  ≪JAZZ≫もくじ (※クリックすると新しいウィンドウで開きます。)

  これぞ'70年代ファンク! ハービーの『マン・チャイルド』
  キース・ジャレットのスタンダードなジャズをどうぞ
  遅れて来たコルトレーン青の時代~没後50年
  アート・ファーマー “アート”の秋
  シェルブールの雨傘、ジャズ。

  JAZZスパルタカス/愛のテーマ
  真夏の夜にJAZZ <ウェザー・リポート>
  永遠の親指、ウェス・モンゴメリー
  サッチモでメリクリ
  ハービーの『ウォーターメロン・マン』

  『ムーン・リバー』をジャズ・メッセンジャーズで
  ミルト・ジャクソンの、ルパン三世ふうジャズ
  【追悼】 デイヴ・ブルーベック 『テイク・ファイブ』
  ジミー・スミスのジャズ煮込み
  ○○ & ジョン・コルトレーン

  電子マイルスの『On the Corner』!
  リアル・マッコイ・タイナー
  円熟の『ハウ・ハイ・ザ・ムーン』
  リー・モーガン『クリフォードの想い出』
  マイルスの『いつか王子様が』のコルトレーンが

  ディジー・ガレスピー The Real
  ジャズの風雲児F・ハバード、逝く
  バド・パウエル『クレオパトラの夢』
  マイルスの『枯葉』
  おやすみデビー

  ステファン・グラッペリ~なんにもない休日のジャズ
  ジャズ界のグランマELLA
  かもめのチック・コリア
  ミルト・ジャクソン~ルパン三世ふうジャズ
  フレディ・ハバードの?『処女航海』

 
00:12  |  JAZZ  |  EDIT  |  上へ↑

【JAZZ】 2017.12.15 (Fri)

キース・ジャレットのスタンダードなジャズをどうぞ


キース・ジャレット『still live』


クリスマスということで、現代ジャズの大御所キース・ジャレットのスタンダードな名演をお届け。

1986年、ミュンヘンでのライヴ盤 『Still Live』。日本では 『枯葉』 の副題がついているみたいです。

Amazon試聴ページ


その 『枯葉』 や 『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』 『恋に落ちたとき』 『クリフォードの想い出』 など、

親しみやすい名曲がいっぱい。 ジャズ・ビギナーにもおすすめ。

同じくスタンダード集 『星影のステラ ('85atパリ)』 のほうがよりやさしく有名かもしれませんが、

ジャズとしてのスリルや白熱はこっちのほうが好き。


中間のアドリブ部、『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』 の知的でスマートなメロディライン。

『枯葉』 の木枯らしのようなバトルと、『あなたと夜と音楽と』 の疾走感。

そして 『歌こそは君(The Song is You)』 イントロの、いかにもキースらしい色彩豊かな音の雨粒・・・。


あと、このたびGoogleで検索してたら、「キース・ジャレット 志村けん」という候補が出てきて「??」。

ブラック・ミュージックに詳しい志村さんのこと、キースもお好きなのかなと思ったら・・・

・・・ああそういう事か。すっかり忘れてて思わず吹いた。

ぼくは生キースを何度か聴いたことがありますが、例の「クネクネ」とセットで見れば、そのうち慣れます。


 『Still Live (1986)』
 My Funny Valentine/Autumn Leaves/When I Fall in Love/The Song Is You/Come Rain or Come Shine/Late Lament/You and the Night and the Music/Someday My Prince Will Come/Billie's Bounce/I Remember Clifford

 キース・ジャレット (piano)
 ゲイリー・ピーコック (bass)
 ジャック・デジョネット (drums)  (・・・'80年代から続く「キース・ジャレット・トリオ」)



 キースの目の黒いうちはともかくですが、いつかコンピューター編集で「うめき声抜き」バージョンが出たら再ブーム来るかな? アレも含めてのキース・ジャレットなんだけどね。(・・・うめき声「だけ」も出たりして。ププッ)

 
19:42  |  JAZZ  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【全世界音楽】 2017.10.07 (Sat)

≪全世界音楽≫書庫もくじ

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  Googleでテレサ・テン生誕記念
  中国民謡『太湖船』~サントリー烏龍茶の歌はいいなあ
  あの曲はこの曲だったのか③~日曜夜の憂うつ編

  PVがダサかったあの名曲洋楽ベスト3!
  魔法のじゅうたんに乗って
  マイケル・ジャクソン 『ベンのテーマ』
  Zガンダムの原曲みっけ
  「アローン・アゲイン」は「また一人」?

  バート・バカラック、Myベスト3!
  アニメ「パチソン」感動の名曲ベスト3!
  赤塚ふうパーシー・スレッジ(濃い味シンガー大集合!その1)
  恐竜戦隊ティナ・ターナー (濃い味シンガー大集合!その2)
  いとしのトム・ジョーンズ (濃い味シンガー大集合!その3)

  はじめての『アビイ・ロード』 (ビートルズ・デビュー50周年)
  21世紀の『クリムゾン・キングの宮殿』
  あの曲はこの曲だったのか②~懐かしスポーツ編
  あの曲はこの曲だったのか①~テレビ番組編
  クレモンティーヌのバカボンなのだ

  松本隆 『赤いスイートピー』
  ドリフ&ソウル
  空耳『ヘイ・ジュード』
  イムジン河、しみた
  星になったマイケル

  『NHKスペシャル』テーマ曲ベスト3!
  空耳『Power to the People』(桑田佳祐トリビュート)
  ソラミミ・アビイロード!~桑田佳祐の音楽寅さん
  コミックソングの歴史的名曲ベスト3!
  featuring俺ら東京さ行ぐだ!

  ウイスキーが、お好きでしょ
  「原曲はクラシック」ベスト3!
  夢見るシャンソン人形
  『We are the World』
  ディスコでゴゴゴー

  ジョンのハッピー・クリスマス
  サッチモの『この素晴らしき世界』
  サザエさんのギター  
  この木なんの木、気になる木♪
  小さな恋のメロディ

 
21:40  |  全世界音楽  |  EDIT  |  上へ↑

【全世界音楽】 2017.10.06 (Fri)

サントリー烏龍茶の歌はいいなあ

サントリー烏龍茶CMソング集(春)
サントリー烏龍茶CM曲集『chai』


NHKの『名曲アルバム』から、懐かしい曲が流れてきました。

中国の古い民謡 『太湖船』。(DuckDuckGo検索結果へ)


もっとも懐かしいといっても、じいさんレベルの思い出話じゃなくて、

1990年代のサントリー烏龍茶のCMで使われていた歌。

覚えていますか? 『結婚しようよ (吉田拓郎)』 や 『春一番 (キャンディーズ)』 などを

中国語で歌っていたCMのシリーズ。


愛らしい女の子の歌声と、中国ののどかな情景に魅かれ、当時CDを買いに走ったものです。

ひさしぶりに聴いた。(上の春ジャケver.)

『鉄腕アトム』 とか可愛かった。 あれ、『いつでも夢を』 は入ってなかった!


「太湖」 は長江の河口近く、上海を内陸に入ったところにある中国で3番目に大きい湖。

ほとりには蘇州や無錫など、歴史情緒あふれる街が広がる一大観光地です。

両親は行ったことあるそうだけど、華北専門のぼくは旅望のかなた。

その代わり、また素敵なCMで連れて行ってほしいなあ。サントリーの名作群は一番の憧れだった

んだけど。


 『太湖船』
 山青水明 幽静静    山は青く水は明らか 幽(かす)かとして静静
 湖心飄来 風一陣    湖の中心にひるがえって吹く風一陣
 行呀行呀 進呀進    行けや行け 進めや進め


 ※抄訳しました。中国系オーストラリア人の知人に聞いたところ、メロディは聞いたことあるけど詳しい背景は知らないとのこと。「古い民謡」というけど意外と新しい、近代の歌なのかな? 委細分からずじまい。

 
18:53  |  全世界音楽  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑