【全世界音楽】 2018.01.29 (Mon)

Googleでテレサ・テン生誕記念

テレサ テン - Google 検索



Googleの左上のアイコンが、歌う女性のイラストになっていました。

何気なくクリックしたら、1月29日はテレサ・テンさんの誕生日ってことなんだそうです。


テレサがお元気なら、まだ65歳だったんだ! つくづく、なんて惜しい人を! (1995年、42歳で没)


YouTubeで在りし日の動画を見はじめたら、またも止まらなくなりました。

何度聴いても、何を聴いても、めちゃくちゃうますぎ。


名トリオ 「作詞/荒木とよひさ、作曲/三木たかし」 さんとの名曲群はもうおなじみなので、

このたびは中華圏でつくられた曲を探してみました。

古くさい民謡や演歌調ばかりな中にひとつ、「作詞/蘇軾」というテロップに思わず目を見張った。

蘇軾ってあのそしょく??


曲は 『但願人長久』。 (「ただ人の長久を願う」。リンクはYouTube検索へ。)

11世紀・宋の詩人蘇軾(蘇東坡)の詞に曲をつけて、テレサさんの歌でヒットしたんだそうです。

何となく聞いたことがある。 テレサの歌だったか、リメイクしたフェイ・ウォンの版だったか・・・?


 「月よ、お前はいつからそこにあるのか。
 いちど月の宮殿に行ってみたいが、それだけ高いと寒くてかなわんだろう。
 やっぱりこの世で飲んで踊っているほうがいい。

 人間社会は月の満ち欠けのように出会いと別れ、喜びと悲しみがあるものだが、
 みんな長生きでいこう(「但願人長久」)。たとえ千里離れていても、
 この嬋娟(せんけん=あでやかな美女。名月のたとえ)を共にしようではないか」



おおまかに訳しました。


あなたは「長久」叶わなかったけど、今も世界中の人々が、月になったあなたを見上げて

酔いしれています。

1月29日はもう終わりだけど・・・お誕生日おめでとう、テレサさん。

 
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【JAZZ】 2017.12.15 (Fri)

キース・ジャレットのスタンダードなジャズをどうぞ


キース・ジャレット『still live』


クリスマスということで、現代ジャズの大御所キース・ジャレットのスタンダードな名演をお届け。

1986年、ミュンヘンでのライヴ盤 『Still Live』。日本では 『枯葉』 の副題がついているみたいです。

Amazon試聴ページ


その 『枯葉』 や 『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』 『恋に落ちたとき』 『クリフォードの想い出』 など、

親しみやすい名曲がいっぱい。 ジャズ・ビギナーにもおすすめ。

同じくスタンダード集 『星影のステラ ('85atパリ)』 のほうがよりやさしく有名かもしれませんが、

ジャズとしてのスリルや白熱はこっちのほうが好き。


中間のアドリブ部、『マイ・ファニー・ヴァレンタイン』 の知的でスマートなメロディライン。

『枯葉』 の木枯らしのようなバトルと、『あなたと夜と音楽と』 の疾走感。

そして 『歌こそは君(The Song is You)』 イントロの、いかにもキースらしい色彩豊かな音の雨粒・・・。


あと、このたびGoogleで検索してたら、「キース・ジャレット 志村けん」という候補が出てきて「??」。

ブラック・ミュージックに詳しい志村さんのこと、キースもお好きなのかなと思ったら・・・

・・・ああそういう事か。すっかり忘れてて思わず吹いた。

ぼくは生キースを何度か聴いたことがありますが、例の「クネクネ」とセットで見れば、そのうち慣れます。


 『Still Live (1986)』
 My Funny Valentine/Autumn Leaves/When I Fall in Love/The Song Is You/Come Rain or Come Shine/Late Lament/You and the Night and the Music/Someday My Prince Will Come/Billie's Bounce/I Remember Clifford

 キース・ジャレット (piano)
 ゲイリー・ピーコック (bass)
 ジャック・デジョネット (drums)  (・・・'80年代から続く「キース・ジャレット・トリオ」)



 キースの目の黒いうちはともかくですが、いつかコンピューター編集で「うめき声抜き」バージョンが出たら再ブーム来るかな? アレも含めてのキース・ジャレットなんだけどね。(・・・うめき声「だけ」も出たりして。ププッ)

 
19:42  |  JAZZ  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【全世界音楽】 2017.10.07 (Sat)

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  Googleでテレサ・テン生誕記念
  中国民謡『太湖船』~サントリー烏龍茶の歌はいいなあ
  あの曲はこの曲だったのか③~日曜夜の憂うつ編

  PVがダサかったあの名曲洋楽ベスト3!
  魔法のじゅうたんに乗って
  マイケル・ジャクソン 『ベンのテーマ』
  Zガンダムの原曲みっけ
  「アローン・アゲイン」は「また一人」?

  バート・バカラック、Myベスト3!
  アニメ「パチソン」感動の名曲ベスト3!
  赤塚ふうパーシー・スレッジ(濃い味シンガー大集合!その1)
  恐竜戦隊ティナ・ターナー (濃い味シンガー大集合!その2)
  いとしのトム・ジョーンズ (濃い味シンガー大集合!その3)

  はじめての『アビイ・ロード』 (ビートルズ・デビュー50周年)
  21世紀の『クリムゾン・キングの宮殿』
  あの曲はこの曲だったのか②~懐かしスポーツ編
  あの曲はこの曲だったのか①~テレビ番組編
  クレモンティーヌのバカボンなのだ

  松本隆 『赤いスイートピー』
  ドリフ&ソウル
  空耳『ヘイ・ジュード』
  イムジン河、しみた
  星になったマイケル

  『NHKスペシャル』テーマ曲ベスト3!
  空耳『Power to the People』(桑田佳祐トリビュート)
  ソラミミ・アビイロード!~桑田佳祐の音楽寅さん
  コミックソングの歴史的名曲ベスト3!
  featuring俺ら東京さ行ぐだ!

  ウイスキーが、お好きでしょ
  「原曲はクラシック」ベスト3!
  夢見るシャンソン人形
  『We are the World』
  ディスコでゴゴゴー

  ジョンのハッピー・クリスマス
  サッチモの『この素晴らしき世界』
  サザエさんのギター  
  この木なんの木、気になる木♪
  小さな恋のメロディ

 
21:40  |  全世界音楽  |  EDIT  |  上へ↑

【全世界音楽】 2017.10.06 (Fri)

サントリー烏龍茶の歌はいいなあ

サントリー烏龍茶CMソング集(春)
サントリー烏龍茶CM曲集『chai』


NHKの『名曲アルバム』から、懐かしい曲が流れてきました。

中国の古い民謡 『太湖船』。(DuckDuckGo検索結果へ)


もっとも懐かしいといっても、じいさんレベルの思い出話じゃなくて、

1990年代のサントリー烏龍茶のCMで使われていた歌。

覚えていますか? 『結婚しようよ (吉田拓郎)』 や 『春一番 (キャンディーズ)』 などを

中国語で歌っていたCMのシリーズ。


愛らしい女の子の歌声と、中国ののどかな情景に魅かれ、当時CDを買いに走ったものです。

ひさしぶりに聴いた。(上の春ジャケver.)

『鉄腕アトム』 とか可愛かった。 あれ、『いつでも夢を』 は入ってなかった!


「太湖」 は長江の河口近く、上海を内陸に入ったところにある中国で3番目に大きい湖。

ほとりには蘇州や無錫など、歴史情緒あふれる街が広がる一大観光地です。

両親は行ったことあるそうだけど、華北専門のぼくは旅望のかなた。

その代わり、また素敵なCMで連れて行ってほしいなあ。サントリーの名作群は一番の憧れだった

んだけど。


 『太湖船』
 山青水明 幽静静    山は青く水は明らか 幽(かす)かとして静静
 湖心飄来 風一陣    湖の中心にひるがえって吹く風一陣
 行呀行呀 進呀進    行けや行け 進めや進め


 ※抄訳しました。中国系オーストラリア人の知人に聞いたところ、メロディは聞いたことあるけど詳しい背景は知らないとのこと。「古い民謡」というけど意外と新しい、近代の歌なのかな? 委細分からずじまい。

 
18:53  |  全世界音楽  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【クラシック音楽】 2017.09.16 (Sat)

夏の終わりのメンデルスゾーン

メンデルスゾーン『無言歌集1』エッシェンバッハ
(全曲盤)

しばらくぶりにメンデルスゾーンの 『無言歌』 集を聴きました。

クリストフ・エッシェンバッハのピアノによるCD。1975年録音。


『春の歌』 がいちばん広く親しまれていますね。

ほか、第1曲 『甘い思い出』 がせつなく、妙に心に引っかかった。

その理由をよくよく思い返してみれば、受験の一番つらい時期に聴いていたせいだった。

今となってはそれも甘くほろ苦い思い出、と言えるのでしょうか。


「谷間の世代」とされるエッシェンバッハの、クールなのか温かいのかよく分からない「中庸の美」な

演奏と録音音質も、あの頃を思い出させてくれました。

今夜はよく眠れそうです。


 HMV試聴ページへ (ハイライト盤)


 長く理不尽な差別と弾圧を受け、多くが強制居住区域<ゲットー>での生活を余儀なくされていたユダヤ人たち。その最初の成功者と言えるのが、ドイツのメンデルスゾーン家でした――。

 貧しいゲットーから出た祖父モーゼスは、独学で学問を修め、同時代のI・カントと並び称される哲学者として大成。ユダヤ文化の体系化と近代化の第一歩を記す。(「それまでの五〇〇年間で、最も著名なユダヤ人となった。」
 モーゼスを継いだ父アブラハムも銀行家として財を成し、家族ともどもキリスト教に改宗。ドイツ社会との融和を目指した。

 そして3代目にあたるフェリックス。 「モーツァルトの再来」 とも呼ばれた早熟の天才児として、19世紀ドイツロマン派音楽界の実力者として君臨。(最も有名な 『真夏の夜の夢』 を作曲したのは17歳の時!)
 母の実家がバッハ家のパトロンであったことから、(信じられないことだが)当時世間から忘れられていたJ・S・バッハの作品を発掘し、今に至る 「音楽の父」 としての地位を決定づけた功績は大きい。また、指揮者として「指揮棒」 を初めて使ったのも彼だったというのはちょっとしたウンチク。
 40歳を前にして早すぎる死を迎えたが、彼の子供たちも事業や学問の世界でそれぞれ成功を収めた。

 しかしその後、反ユダヤ思想の高まりにより、その急先鋒たるワーグナーから手ひどく攻撃され、続くナチス政権によってメンデルスゾーン家の遺産は徹底的に収奪・破壊される。フェリックスの音楽も不当に軽んじられ、名誉回復には戦後しばらくまでかかった。

 今では、古典派ベートーヴェンを継いでロマン派黄金時代を築きあげた巨人のひとりとして、ふたたび人気作曲家に返り咲いたのはご存知のとおり。
 近年は姉のファンニーの、女性初の作曲家・ピアニストとしての 「自立した女性像」 にも注目が高まっている。

 ――ハーバート・クッファーバーグ著 『メンデルスゾーン家の人々/三代のユダヤ人』 が力作でした。日本人にはなかなか伝わりにくい、当時のユダヤ人の置かれた状況も勉強になった。


 
21:10  |  クラシック音楽  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【JAZZ】 2017.07.18 (Tue)

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  キース・ジャレットのスタンダードなジャズをどうぞ
  遅れて来たコルトレーン青の時代~没後50年
  アート・ファーマー “アート”の秋
  シェルブールの雨傘、ジャズ。

  JAZZスパルタカス/愛のテーマ
  真夏の夜にJAZZ <ウェザー・リポート>
  永遠の親指、ウェス・モンゴメリー
  サッチモでメリクリ
  ハービーの『ウォーターメロン・マン』

  『ムーン・リバー』をジャズ・メッセンジャーズで
  ミルト・ジャクソンの、ルパン三世ふうジャズ
  【追悼】 デイヴ・ブルーベック 『テイク・ファイブ』
  ジミー・スミスのジャズ煮込み
  ○○ & ジョン・コルトレーン

  電子マイルスの『On the Corner』!
  リアル・マッコイ・タイナー
  円熟の『ハウ・ハイ・ザ・ムーン』
  リー・モーガン『クリフォードの想い出』
  マイルスの『いつか王子様が』のコルトレーンが

  ディジー・ガレスピー The Real
  ジャズの風雲児F・ハバード、逝く
  バド・パウエル『クレオパトラの夢』
  マイルスの『枯葉』
  おやすみデビー

  ステファン・グラッペリ~なんにもない休日のジャズ
  ジャズ界のグランマELLA
  かもめのチック・コリア
  ミルト・ジャクソン~ルパン三世ふうジャズ
  フレディ・ハバードの?『処女航海』

 
00:12  |  JAZZ  |  EDIT  |  上へ↑

【JAZZ】 2017.07.17 (Mon)

遅れて来たコルトレーン青の時代

J・コルトレーン『ブルー・トレイン』

今2017年7月17日は、ジャズ・サックス最大の巨人ジョン・コルトレーンの没後50年です。

膨大な録音、目まぐるしく進化していくスタイルの中でもやっぱり一番好きなのが、

初期の記念碑的傑作 『ブルー・トレイン』! (1957)

天才トランぺッターのリー・モーガンと、少年ジャンプみたいな華々しい超絶拳法を打ち合います。

(ぼくはむしろモーガンのほうがスゲーってなった。当時19歳(!)、モーガンにとっても生涯屈指の名演。)


のちに 「シーツ・オブ・サウンド」 と呼ばれた、とにかく音を 「敷きつめる」 演奏は、

30近くまで芽が出なかったコルトレーンのコンプレックスの裏返しとも言えるでしょう。

ぶきっちょだから美しい音が出ない。しゃべり続けないと間が持たない・・・。

体が小さいから音量より「間」で聴かせるしかなかったマイルスの真逆ってところがおもしろい。


このあとコルトレーンは深遠な精神哲学の海へと沈降していきますが、それは同い年(1926-)の

マイルス・デイヴィスも同様。 自分に満足できない人は変わり続けるしかなかった。


名門レーベル、ブルーノートでの録音は意外とこれ一作だけ。(だからタイトルが「ブルー」なの?)

同社のボス、アルフレッド・ライオンたっての招へいとあって、メンバー選びや内容など

自由にやらせてもらえたそうだ。

気の合う仲間と練りに練った自作披露の場を得て、本作はまだ 「出家前」 の明るいコルトレーン、

輝けるモダンジャズ黄金時代のキラキラした楽しさを聴くことができる。

コルトレーン31歳、遅かりし「青の時代」 と呼ぶにはぜいたくな逸品です。


 『Blue Train』
 ジョン・コルトレーン (tenor sax)
 カーティス・フラー (trombone)
 リー・モーガン (trumpet)
 ケニー・ドリュー (piano)
 ポール・チェンバース (bass)
 フィリー・リー・ジョーンズ (drums)

 1957年、ブルーノート



 ・・・モーガンだけじゃない、他のサイドメンたちも充実した熱演。
 この10年後、コルトレーンは40歳の若さでガンで亡くなるのだから、その衝撃と損失はどのくらいのものだっただろう。

 
23:58  |  JAZZ  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑