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【ナチュラル・ライフ】 2019.04.15 (Mon)

続・赤ちゃんのローズマリー/呪われし?挿し木

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ローズマリーが花を咲かせました。

去年の今ごろ、挿し木にしようと水に浸けておいた枝。

まる1年、水だけで生き延びました。

(写真をうまく取り損ねたので、上の写真は別の株から切ったものを。これももう晩花。)


枝先を切って水に挿しておけば、カンタンに根は出してくれます。今では10cm以上。

でも問題はそこから。

ローズマリーは植え替えに弱いのだそうで、土に植えても根付かないんです。

以前記事にしたやつも、いったん根付いたのですが、そのあと枯れてしまった。


アルカリ性のコンクリート塀のそばを好むと聞けば、コンクリ塊を鉢に埋めてみたり。

水やりや日当たりの加減をあれこれ変えてみたり。

この苗だって、いつまでも水の中では良くないだろう。何とかしてやりたいのだけれど・・・。


調べたところ、根が出るくらい長く水に浸けていたものは、もう土になじまないらしい。

よかれと思って水に浸けてたのに・・・。


キミはこのまま小さなコップの中で生きるしかないのか。

根っこの見た目はあまりきれいじゃないので (だから写真にしなかった)

余計になんとかしたい。 本格的に水耕栽培するか?


ちなみに晩ごはんは、ローズマリーの赤ちゃん葉を使った青魚の香り焼きでした。

料理にはお肉に魚にと活躍しています。



赤ちゃんのローズマリー(30)
「根づけ~。ウケケケ」
『Rosemary's Baby』
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【クラシック音楽】 2019.04.09 (Tue)

ユリアンナ・アヴデーエワのショパン

ユリアンナ・アヴデーエワ
ショパン前奏曲集ほか(2CD、2014年)


NHK-BSの早朝にやってるクラシック音楽番組で、いい演奏に出会えました。

ロシアのピアニスト、ユリアンナ・アヴデーエワの来日公演。

アヴデーエワは2010年にショパン・ピアノコンクール優勝。

マルタ・アルゲリッチ以来の女性の優勝者として話題になった人。


番組では、ショパンのマズルカやピアノ・ソナタ第3番などを披露。

ハッとするような若さと華やぎ。力強い自信にあふれていて。

いつもこの番組は録画したものをBGMがわりに聞き流す程度ですが、

たまにあるいい演奏はちがう。

思わず画面に惹きつけられました。耳に釣り針を引っかけられたように。


このあとCDで、同じショパンの前奏曲集や『葬送』ソナタを聴きましたが、

深い表現はまだまだって印象。

それでも大きな肩書きにたがわぬ大器の片鱗を感じさせてくれました。

シューベルトやプロコフィエフは、鍵盤の上で踊るような文字どおりの躍動感が素晴らしかった。


たびたび来日しているそうで、放送はつい先日の公演ぶん。

次、秋の来日は企画ものみたいなので行くのやめた。もっと早く知っておけばよかったな。

 
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【『ガラスの仮面』全巻】 2019.04.03 (Wed)

ガラスの仮面第3巻≪紫のバラのひと≫

 美内すずえ 『ガラスの仮面』 第3巻 「風の中を行く」

速水真澄
「おれともあろうものが・・・!」
(旧Yahoo!アバター)
 【紫のバラのひと】

 『若草物語』公演の後半。高熱で意識朦朧のマヤ、重病のベスを熱演。
 これに心打たれた真澄、匿名で「紫のバラ」を贈ってマヤをねぎらう (「早く元気なベスになってください。あなたのファンより」)。生まれて初めて得たファンに感無量のマヤ (「ありがとう、紫のバラのひと」)。


 マヤの情熱と才能に惹かれた速水真澄が、匿名の足長おじさん 「紫のバラのひと」 としてマヤを支援。その一方で、冷酷な月影つぶしの一面をマヤに見られてしまう (「この少女にだけは…きかれたくなかった…!」)。 以後、真澄としては憎まれ、「紫のバラのひと」としては慕われ…と、どちらもマヤの芝居への原動力として正反対の方向から影響を与えていく。キャラ作りが巧い。

 なお作者によれば、このころ「マヤの父親は離縁ではなくすでに故人」という設定が決まったらしい。マヤが「紫のバラのひと」はどこかにいる実父ではないかと誤解するのを防ぐためだという。いわく、「ろくな死に方をしていない」そうだ。
 (※追記…すでに第1話の時点で、マヤ母が 「ねぇ、天国のお父さん」 と語りかけていました。)



 ≪今週の月影先生≫
 『紅天女』 の上演権を奪おうとする真澄の陰謀により公演は酷評され、スポンサー青柳との関係も悪化。劇団員にも動揺が走る。
 怒りの月影、心臓の病に倒れる (初!)。




 【月影流・熱血スパルタ教育】

 真澄と大都芸能の容赦ない攻撃にさらされる≪劇団つきかげ≫。存続を賭けた演劇コンクール東京予選では、マヤが 『たけくらべ』(樋口一葉作)主役に大抜擢されるが、真澄の≪劇団オンディーヌ≫も同じ『たけくらべ』をぶつけてくる。
 マヤ、想いを寄せる桜小路とは敵味方となり、同じヒロイン「美登利」役をつとめる亜弓の完璧な演技に打ちのめされるが、月影との雪夜の猛特訓で、自分なりの「美登利」像を完成させる。


 マヤ、重病のベスを演じるため一晩中雨に打たれたかと思えば(2巻)、月影もマヤにバケツの水をぶっかけたり、バシバシどついたり、小屋に監禁したりと、この師弟は無茶のし放題。
 しかし'76年当時は「熱血スポ根」世界がまだ力を持っていた時代(…実はすでに時代遅れだったが、その「少し古い」加減が作品に風格をもたらす効果に…)、大衆少女マンガの話法としてはこれもアリ。

 マヤの主役大抜擢を、劇団員みんなで温かく祝福。トントン拍子でとても安心して読める。
 それに比べて 『巨人の星('66~71)』 などは、「栄光の絶頂が転落への第一歩」話法が強烈すぎて、物語としてとても不安定(飛雄馬の魔球が完成した時点で、花形満はその弱点を見抜いている!)。'70年代、上り坂の女社会と 下り坂の男社会の差とも取れるかも??



 ≪今週の真澄さま≫
 自身の少年時代を簡単に回顧。 第34巻 で詳細に語られる、冷徹な帝王学を叩きこまれた養子であることがほのめかされている。


 
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【ニュース&カルチャー】 2019.03.28 (Thu)

NHKドキュ『カンボジアに医療の灯を』


テレビジョン(10)

 少し前だが、NHK-BSでやってたドキュメンタリーがよかった。
 カンボジアのNPO病院で責任者をつとめる日本人医師・嘉数真理子さんを取材したもの。
 ウンザリするほどテレビにあふれる「世界で活躍する日本人バンザイ」ものなので期待せずにいたが、いくらか客観的なつくりだったので好感が持てた。


 極端な共産主義を掲げたポル・ポト政権下、知識人が根こそぎ虐殺されたカンボジア。本を一冊持っていただけで殺されたその狂気は(『キリング・フィールド』など)映画やドキュメンタリーで有名だが、医師にいたっては全国で数十人しか生き残れなかったというから言葉も出ない。

 そんな恐怖政治を覆した同国はいま、急速な経済発展を遂げて活気にあふれているが、一度失った医師の不足、教育システムの脆弱さは深刻。
 そこで嘉数さんは、同じく焦土から復興した故郷の沖縄と重ね合わせ、その医師育成システムをカンボジアにも導入しようという。積極的に新人を問診の現場に立たせ、それを2年目が教え、さらに3年目がその面倒を見て・・・と順に教え教わっていくことから「屋根瓦方式」というらしい。

 カンボジアのエリート新人たちははじめ、嘉数さんではなく経験の浅い先輩に教わることに不満を抱くが、身近な先輩と議論を重ねることで自分には見えなかった答えを知ることになる。頼りなさげな先輩も自分の力に気づき、人に教えることでさらに経験を深めていく。
 陰で優しく見守る嘉数さんの、自分が英雄になるのではない、あくまでカンボジア人同士で教え教わっていく環境をつくるのだという信念には、大きく心を打たれた。くだんの「日本人バンザイ」ものとは一線を画すところだ。


 1時間弱の番組はあっという間。また違った編集で再構成して、深く掘り下げてほしい(最近のNHKドキュは臆面ない「二番煎じ」も多いから、たぶんやってくれるだろう)。あと、大根役者やお子様タレントではなく本職のまともなナレーターに替えて。
 こういう国内外の骨太番組は、放送時間じたいが削られているので心配しています。

 
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【ぐるめ…?】 2019.03.22 (Fri)

なつかしマルカワのフーセンガム

P1080492 (20)


近所の駄菓子屋さんで、懐かしいマルカワのフーセンガムを買いました。

ぶどう味。

ぼくはオトナのセレブリテーなので、リッチに箱買いしました。


苔むした神社の裏で摘んだ、黒すぐりの若々しいアロマ。

シャトー・マルゴーを想起させるエレガントなブーケ。

その喉越しは、やがてジロンドに注ぎゆく湧き水のように甘くなめらか。

(ほんとは甘味料は体に悪そうなので、飲まずにペッペ吐いてますけど。)


写真は、4粒入りの小箱が24箱セット。ひと小箱20円。

それを2ケース買ったもんだから計200粒弱。 食べきるのに1年かかりそう。

そこでセレブらしく、気前よくあちこち配って回りました。

苦しゅうない、礼にはおよばん。

#

ところで、当たりくじはついていないそうですが、昔はあったような・・・?

これだけ買えば、一生ガムで食ってけると思ったのに。

 
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【『ガラスの仮面』全巻】 2019.03.16 (Sat)

ガラスの仮面第2巻≪劇団つきかげ≫

 美内すずえ 『ガラスの仮面』 第2巻 「炎の階段」

マヤ(白目)
(工事中。扉イラスト大募集!)

 コミックス表紙はマヤと亜弓。巻頭のあらすじにも「対照的な二人だが深い因縁で生きる運命」 とあり、すでに宿命のライバルとして位置づけられている。作者によれば、連載開始時には最終回のプロットもすべて出来上がっていたらしい (「…だったら早よ描け」 とは、ファンの誰もが思ったことだろう)。


 【初対決!マヤvs.亜弓】

 ≪劇団つきがけ≫での稽古がスタート。マヤ、初心者向けのCクラスで四苦八苦しながらも、ふと見せる「本能的な演技のカン」で周囲を驚かせる。(釘を踏んだ演技、笑う演技・・・)
 うわさを聞いてやってきた姫川亜弓、「はい、いいえ、ありがとう、すみません」 だけの演技練習に横やり。無理難題を吹っかけてマヤを追い詰めるが、マヤの機転で返り討ちにあう。


 マヤと亜弓、初の直接対決! 亜弓の目つきや言い草が意地悪っぽいので、当時の読者から悪役と思われても仕方ないか。
 メガネにパーマ頭、狂言回し役の研究生「やよい」は、作者のマネージャーやよいさんがモデルか (第24巻末の取材ルポに登場)。

 ほか、月影がマヤ母からの手紙を焼き捨てる。――このあたり、月影は「母」というより「父」に近い。まさに女・星一徹! 徹底した「甘えの退路」や「暗い過去」との決別、スターになるのも大変だなあ…。
 校内暴力に家庭内暴力と、ちょうど親子間の世代ギャップが頂点に達したこの「断絶の時代」、後にマヤ母がたどる哀れな末路には、子供の才能に無理解な旧世代への怒りが込められているのかもしれない (作者も子供のころ、大好きな手塚マンガを禁止されたらしい)。



 【桜小路くん、いい人だな…】

 公園の売店でアルバイトを始めたマヤの前に、桜小路優が再登場! (マヤ 「桜小路くん、やさしくていい人だな…」、桜小路 「すなおで…なんだか…好きになりそうだな…」
 亜弓母子共演の舞台 『白ばら夫人』 (作者オリジナル)で初デート。(「こら!ひとさじよこせ」

 桜小路家にてピアノのレッスン (「こらこら…ぼくはきびしいんだぞ」「なんか親鳥の気分だな」)。
 こうして急接近するふたりだが、桜小路の母と妹からは疎まれる。


 骨太ドラマの合間合間に、一服の清涼剤のように現れる桜小路くん! この頃は本当に「親切で」「やさしくてさわやかであかるくて」 かっこいい。
 思わず背中がかゆくなる迷ゼリフ集の中でも、「こら!ひとさじよこせ」 は最高にウケた。



 【ベス役をかけて】

 ≪劇団つきかげ≫旗揚げ公演の演目は 『若草物語 (オールコット作)』。マヤ、三女ベス役に大抜擢。適役をうばわれた水無月さやか、ベス役の適性テストを持ちかけて逆転勝利をもくろむ。
 家に閉じこもり、作中のベスと同じ生活を送るマヤ。適役テストはベスの魂が乗り移ったマヤに軍配。


 ベス役をマヤに奪われたさやかだが、「ああ、嫉妬はよそう」 と出来た性格。
 普通のマンガならライバルの卑劣な妨害で話を盛り上げるところだが、亜弓にしろさやかにしろ、憎たらしい悪役にしていない。どちらもマヤの才能を認めたうえで、正々堂々と挑戦している (連載当時の読者には亜弓が悪役に映ったようだが)。 悪質なヤジやいやがらせは、ほとんどがその場限りの「その他大勢」によるものばかり。
 これは「登場人物を不幸にしたくない」という作者の人柄だろうし、少年マンガと違って「女の悪役」は陰湿になりがちなのに配慮してのことか。

 当時の若い読者は本作を「不幸の連続」と感じたようだが、今読めば作者の絶妙な手綱さばきが分かる。つまり 「障害」はあっても「挫折」はない。主人公が明るく安定して成長する骨太感は、長期連載の秘訣と言えるかも。この傾向はマヤが芸能界入りする10数巻(連載3年)あたりまで続く。


 死の淵にあるベスの演技ができず、月影から「できそこないのベス」 と罵られるマヤ。夜通し雨に打たれてまでベスの心をつかもうとする。
 そして演劇界注目の開演の日。マヤは高熱を押して舞台に立つのだが…。


 病人を演じるため本当に病気になる…というのはムチャクチャな話だが、「熱血スポ根マンガ」だからそれもありなのだ!
 次巻もスゴイぞ!
 
 
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【JAZZ】 2019.03.10 (Sun)

『パンゲア』マイルス・デイヴィス『アガルタ』

『アガルタ』
『アガルタ (1975)』

 1975年2月1日、大阪――。昼夜2部のライブを2作に分けて録音した、“ジャズの帝王”マイルス・デイヴィスのアルバム 『パンゲア』『アガルタ』

 当時としては画期的な、編集のハサミが入らない「ノーカット」でライブの高揚と熱狂を完全収録。電子楽器を取り入れて過激に進化した(――同時に多くのファンを戸惑わせた――)「エレクトリック・マイルス」時代の集大成となった。


 ぼくは 『デコイ('84)』 や 『TUTU('86)』 などもっと後の作品からマイルスに入ったはずなのに、これら「電子マイルス」に親しめるようになったのはごく最近のこと。パンゲア&アガルタも、CDを買ったはいいが棚に眠ること幾年月・・・。

 ・・・晴れて今回、冒頭の力強いドラムのリズムに一発で引き込まれた。電子マイルスがやりたかったのはリズムではないという指摘(下記の参考文献)もあるようだが、やっぱりリズムのカッコよさ、サイドを固める若手たちの荒れ狂う――しかし意外と計算された――新しい音の洪水だ。

 マイルスご本人の演奏はというと、交通事故の後遺症や麻薬中毒、来日時の風邪引きなどでコンディションは最悪。そのトランペットは「ワウ・ペダル」で音色を増幅させてはいるが力はなく、これならむしろ無いほうがいいくらい。(なお、この日はオルガンも演奏。)

 それより音楽全体の指揮者として前人未踏、「ジャズ」の枠を飛び出して「ファンク」「フュージョン」そして「ヒップホップ」誕生へと今まさに道を切り拓いていく、その一歩一歩にこそ不朽の価値があるというものだ。


 満身創痍のマイルスは、本作を最後にしばらく半引退状態に追い込まれてしまう。
 '80年代に復活を遂げたエレクトリック・マイルス晩年の作品群は、時代がひと回りした今聴くと、ことのほか落ち着いて聴けるから不思議。マイルスの播いた種がようやく実り、新しい音楽への違和感やアレルギーを払拭してくれたのだろう。

 ぼくが 『パンゲア』 『アガルタ』 という巨大な“地殻変動”を本当に理解するには、もう少し時間がかかりそうだ。それでも今、音のマグマに身をまかせて忘我の境地で楽しめたのは、ひとつ進化したってところか。
 
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