FC2ブログ

【ニュース&カルチャー】 2019.02.18 (Mon)

昭和の教育映画~人におすすめするにはクセが強かった動画集その3


 お気に入りのマニアックな動画集のラスト第3弾。本当はこれが本番です――。
 ⇒第1弾:ソ連映画『戦艦ポチョムキン』
 ⇒第2弾:“猪木問答”モノマネ



下水処理 昭和 - YouTube
「下水処理 昭和」 - YouTube検索ページ (YouTubeへ。※たくさんあるので動画は貼らずリンクだけ。)


 その昔、自治体などでつくられていた啓発映画。学校の体育館なんかに集められて見せられてたやつです。
 中でもぼくのお気に入りは、よりによって「下水処理」について。題材が題材だけに、あの鼻がもげるようなニオイまで伝わってきそう。

 でも、ただ キタナイ と言うなかれ。
 汚水が自然や微生物の力で浄化され、排泄物が「資源」「エネルギー」として社会のサイクルに還元されていく様は、りっぱな先進科学。ぼくには油田だ金鉱だ以上の、宝の山にすら見えるんです。
 理系だったらこっち分野の研究やってたかも。


 富士山など極地のトイレはどうなってるのか。(処理技術より処理後を下界に降ろす手間が大変らしい。)
 レアアースなど「都市鉱山」は眠っていないか。
 し尿から出るガスは生活燃料として使えないか。(実際そういうトイレ設備があって、途上国の山村への支援として送られているらしい。)
 ・・・興味は尽きません。

 あと建物、看板、街ゆく人の姿なり、色あせたフィルムの質感、味のある(そしてよく訓練された)ナレーション・・・。これら画面の奥に丸ごと焼き付けられた、昭和レトロな佇(たたず)まいや設(しつら)えにもぐっときます。
 自治体や関係者のみなさん、こういう貴重な映像資料が残っていたら、ぜひ広く再公開してください! 絶対「池の水」みたいにブームが来ると思う。

 
関連記事
19:49  |  ニュース&カルチャー  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【エンタメ&テレビ】 2019.02.13 (Wed)

“猪木問答”モノマネ~人におすすめするにはクセが強かった動画集その2

 

 お気に入りのマニアックなYouTube動画、第2弾です。出てこいッ!
 ⇒第1弾:ソ連映画『戦艦ポチョムキン』
 ⇒第3弾、昭和の自治体フィルム




「【再現】猪木問答」動画 【再現】 猪木問答 (YouTubeへ)


 プロレス名場面、人呼んで 「猪木問答」 をファンが再現!
 「ぼくは自分の明るい未来が見えません!」 ――衝撃?のキャスティングに思わず吹いた! ばあちゃん、これ全部演技だったらすごいな・・・。

 2002年、札幌。当時の新日本プロレスは 「K-1」 や 「PRIDE」 人気に押され、エースの武藤敬司選手がライバル全日本に電撃移籍と、踏んだり蹴ったりの冬の時代。すでに引退していたアントニオ猪木が登場して盛り上げようとマイクを握りますが、突然のお題トーク開始にうろたえる選手たち・・・。永田選手役の太った兄ちゃんうまい!

 自分から聞いといて「俺に言うな!」 と突き放す猪木さん鬼。元ネタは「猪木問答」関連動画で探してください。
 この人たちの他の再現モノマネも面白いです。遠くでカラスが鳴いてるイナカの手作り感がほほえましくて好き。


 ・・・次回オーラスは真打ち登場、レトロな昭和の自治体フィルムについて。お楽しみに!


 
関連記事
20:06  |  エンタメ&テレビ  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【欧州&世界映画】 2019.02.08 (Fri)

『戦艦ポチョムキン(1925)』~人におすすめするにはクセが強かった動画集その1


 お気に入りのマニアックなYouTube動画を、3回に分けてご紹介。今回はその1。無断で拝借ごめんなさい。
 ⇒第2弾、“猪木問答”モノマネ
 ⇒第3弾、昭和の自治体フィルム




『戦艦ポチョムキン』 [日本語字幕]『戦艦ポチョムキン』(1925) "Battleship Potemkin" (YouTubeへ)


 “映画の神様” セルゲイ・エイゼンシュテイン監督の歴史的名作映画 『戦艦ポチョムキン』。1925年、ソ連。 (大先生をマニアック呼ばわりして、重ね重ねごめんなさい。)
 「モンタージュ(「構築」「組み立て」)」 と呼ばれる、場面場面のつながりで物語を紡いでいく映画のキホンを確立。

 映画史上伝説の名場面 「オデッサ階段」 のシーンもいいけどその前、20:00から始まる艦上の銃殺刑シーンにハラハラ!
 笑う艦長、おびえる反乱兵、うつむく他の船員たち、そして銃を構える兵、あるいは一見なんてことない事物や手元のアップなど・・・。これらの映像を計算してつなげることで、「誰が何を」の5W1Hがより感情的に劇的に伝わってくる。無表情で銃を構える兵たちは果たして引き金をひくのか!? 細かいお話は忘れていたので、今回ほんとうにドキドキした。

 また、フィルムの堅い質感やメリハリのきいた陰影もカッコいい。ぼくにとっては、エイゼンシュテインといえばモンタージュ理論よりこういう映像の質感のイメージ。
 ショスタコーヴィチ作曲の 『交響曲第5番≪革命≫』 も雰囲気にピッタリ!

 神様エイゼンシュテインをこれ以上語るほど偉くないので、今はこうやってタダでこっそり見るだけにしておきます。あの名作この名作が続々と著作権切れになって、お茶の間で手軽に楽しむことができて、いい時代になったもんだ・・・と言っていいもんだか。まあいいや。


 次回その2は、「元気ですかー!」のあの人の名場面・・・のモノマネした人。お楽しみに!


 
関連記事
19:35  |  欧州&世界映画  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【この本!】 2019.02.02 (Sat)

寒い朝の白楽天

香炉峰 - Google画像検索
(廬山 ・香炉峰)


 寒い朝に、白居易(白楽天)の漢詩をおひとつ・・・。


 日高睡足猶慵起    日は高く、睡(ねむ)りは足りているのに起きるのが慵(ものう)い。
 小閣重衾不怕寒    小さな我が家は布団を重ねれば寒さも怕(おそ)れることはない。



 寒い朝は布団から出られないのは、中国何千年だろうがいっしょ。

 題して 『香炉峰下 新卜山居 草堂初成 偶題東壁』。「香炉峰のふもとに、適地を占ってもらっていた新居が完成したので、たまたま東の壁に記しておいたもの」 といったところか。白居易が政争に巻き込まれて南方に左遷されていた時期の作。

 香炉峰は中国屈指の名勝 「廬山」 の一角をなす山。 『聖闘士星矢』ファンなら 「廬山昇龍覇!」 でおなじみの廬山です。



 遺愛寺鐘欹枕聴  遺愛寺の鐘を枕を欹(かたむけ)て聴き、
 香炉峰雪撥簾看  香炉峰の雪を簾を撥(はねあげ)て見る。

 匡廬便是逃名地  匡廬は俗世の功名を逃れるにはもってこいの地、
 司馬仍為送老官  司馬は老後を送るにはもってこいの官職だ。



 この詩の影響だろうか、「香炉峰」といえば「雪」というイメージ。漢文の教養深さで知られた清少納言が、すだれを上げる仕草で周囲をうならせたエピソードが有名です(『枕草子』)。

 「超」がつくエリート官僚だった白居易はこうやって強がりながらも、左遷の屈辱・みじめさを数々の名作にぶつけながら、やがて受け入れ達観していく。一度は中央政府に呼び寄せられながらも、みずから地方職を願い出て悠々自適の余生を送った。



 心泰身寧是帰処   心身の休まる所が帰るべきところ。
 故郷何独在長安   故郷とは長安だけをいうものではない。



 玄宗皇帝と楊貴妃の悲恋が唐王朝を傾けた「安史の乱」。その後遺症も深い当時は、地方の知事に当たる「節度使」が半独立し(「藩鎮」)、それぞれ長安や洛陽に劣らぬ発展を遂げていました。白居易も、廬山や杭州・西湖など暖かい南方の奇観壮観に囲まれ、鶏口牛後を満喫したか。
 (ちなみに日本では「鳴くよウグイス平安京」が造られ、最澄・空海が唐から帰国。そろそろ遣唐使やめようかという時期。)

 たしかに、こんなとこなら左遷されてもいい。ぼくも何か悪いことしちゃおうかな。

 
関連記事
07:13  |  この本!  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【全世界音楽】 2019.01.26 (Sat)

『死亡遊戯』 にうっとり

ブルース・リー『死亡遊戯』
(サントラ盤)

 ブルース・リーの 『死亡遊戯』。1978年、香港。
 リーの急逝(1973)により、代役を立てて無理やり完成させたいわく付きの映画。
 「ブルース・リーと言えば」 な、あの黄色と黒ラインのトラックスーツ! お話はどうでもよかったけどリー(本物)のカッコよさは永遠!


 音楽は巨匠ジョン・バリー。
 勇壮なブラスと流麗なストリングスのテーマ曲、これもカッコいい! へんなアジア趣味が入ってる 『燃えよドラゴン(ラロ・シフリン作曲)』 より好きかも。

 そしてエンディングの主題歌 『Will This Be The Song I'll Be Singing Tomorrow』(YouTubeへ)
 雰囲気がらっと変わって、ここだけ 『007』 の主題歌みたいにしっとりと。バリーさんは 『007』 歴代主題歌の作曲者*でもあるので、そのまんまのイメージで作ってもらったのでしょう。(*有名なopの♪デンデレレンレン…「銃口<ガンバレル>シークエンス」は別人の作曲。)
 歌うは、劇中のヒロイン役もつとめたコリーン・キャンプ。


   「明日もこの歌を歌っているかな
   それは喜びの歌? 熱く夢中にさせる歌?
   それとも沈黙に変わって、忘れられた過去だけが残るのかしら」



 作詞もバリーによるもの。わざと難しい言葉や言い回しを使っていて、とても歌いづらい。この人の詞はあまり上手くない。
 でもメロディの美しさは、美しいメロディで知られたジョン・バリー作品でも白眉。いや、東西の全バラードの中でもマイベストに認定します! 誰か歌い継いでほしいなあ。詞がよければなあ。
 うっとりも永遠・・・。
 
関連記事
20:43  |  全世界音楽  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【ぐるめ…?】 2019.01.20 (Sun)

ザ・王道、サントリーローヤル

サントリーローヤル・ランボオ編
(「陶器 金継ぎ」で検索を)


ジャパニーズ・ウィスキーの王道、「サントリーローヤル」を頂戴しました。


今も昔も変わらない、どっしりと角ばったボトル・・・

漢字の「酒」のつくりで、創業者・鳥井信治郎にもちなんだ 「酉」 という字をかたどってるんだとか。

はじめて知った。


それから何年ぶりかに飲んで、思わず叫んでしまった懐かしい味!

頭抜けた個性があるわけではないけど、真ん中を行きながらも鮮烈な記憶を呼び覚ます味わいは、

王道が王道たるゆえんでしょう。 甘く燻んだチョコレートの香り。


あと、テレビCMも子供の頃あこがれたなあ。ランボオ、ガウディ、マーラーの3編。【YouTube検索】

怪異な大道芸人が砂漠を闊歩する「ランボオ」編は、自分史上1位のテレビCMです。

わけ分からんけどカッコいい!


何十回目かの成人式、少しは近づけたか、こんな男に。

(じつはランボーの詩にだけはハマらなかった・・・。)

 
関連記事
08:12  |  ぐるめ…?  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  NBA】 2019.01.14 (Mon)

【NBA2018-19】 スパーズ前半戦

SAスパーズ

 過密スケジュールが緩和されたおかげで、NBA2018-19シーズンは早くも公式戦全82試合の折り返し地点(オールスター戦は例年通り2月)。
 昨季の王者ウォーリアーズに往時の勢いがなく、レブロンなき後のキャブスが(予想通り)ダントツ最下位と栄枯盛衰きびしい中、今季も変わらないのがひいきのサンアントニオ・スパーズだ――。


 そんなスパーズだが事実上のチーム解体、残念なニュースが続いた。
 チームを出たがっていたエースのクワイ・レナードダマー・デローザン(ラプターズ)とついにトレード。デローザンは数字上は優秀だが、「チームを勝たせるエース」失格の烙印を押された男だ。いまスパーズは勝率5割前後、レナードが新天地トロントで堂々イースト首位を争っていることからも明暗は歴然。悔しかったら雪辱を。

 シュート絶不調のダニー・グリーンもレナードと一緒にラプターズへ。 そして旧「ビッグ3」のふたりトニー・パーカーは若いホーネッツへ最後のひと花移籍し、不惑のマヌ・ジノビリは引退。・・・この3人は力が落ちていたので仕方ないと思う。

 若き頭脳派カイル・アンダーソンと再契約しなかったのは残念。グリズリーズの10億円提示に勝てなかったからだそうだが、チーム危機の今こそ彼の出番だと思っていたのに (15億円の老雄パウ・ガソールを処分する方が先でしょうよ)。カイルは堅実なグリズリーズに合っているので、いま先発で活躍しているのが複雑なうれしさだ。


 一方、3ポイント砲手マルコ・ベリネリが出戻り。うれしいけどむしろ、なぜ脂の乗った最盛期に彼を放出していたのか。
 無名の若手ブライン・フォーブスが、新・長距離砲手として化けたのは一番の光明。先発として平均得点2ケタ、3p%4割台は立派立派。ラトビア代表ダヴィス・バータンズもリーグ上位の高確率。スパーズの裏番長?パティ・ミルズもスリーは得意。
 ただし撃てる人数が限られており、チーム3p%はリーグ首位の4割越えなのに投げる総数は最低(最多ロケッツの半分強)。3ポイント全盛の時代に乗り遅れているだけに、もっと撃って相手に脅威を与えたい。それができないならインサイドでしっかりボールを支配するか。

 ところがそのインサイドが今季も迫力不足。パウ・ガソールが老齢で故障がちなうえ、カイル・Aも移籍。まともな駒は今季もラマーカス・オルドリッジだけ。往年の点取り屋ルディ・ゲイが頑張ってくれて何とか体裁を保っているのだが。
 いま資金面に余裕はないだろうから、スパーズらしく地道に発掘し育てていくしかないだろう。


 年明け1月時点のウェスタン・カンファレンスは、サンズ以外14球団が勝率5割前後で10差内にひしめく超・混戦。上位に並ぶエースたちの顔ぶれを見ると新しい名前ばかり。急に世代交代が進んだ印象だ。
 群雄割拠は望むところ。優勝欲しさにスターがつるみ合うレブロン~デュラント時代が終わってくれるのなら大いに結構。

 スパーズ今季の目標は 「勝率5割」 「プレイオフ出場」 がやっとかな。名将グレッグ・ポポヴィッチHCの戦術・運営ならハズすことはないと思うが、まれに見る混戦だけに油断はなきよう。

 
関連記事
16:42  |    NBA  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑