【  ベランダでメダカ】 2017.04.19 (Wed)

メダカだより2017

P1080058 (20)

ベランダ飼育のメダカちゃん、暖かくなったので汚れた水槽をリニューアルしました。

毎度おなじみ発泡スチロール箱。もとはゴボウのパックが入ってたらしいがそんな事はさておき。

底の玉石(水替えポンプに吸われにくい)や陶片類もざっと洗いました。


当のメダカたちは毎春恒例、半冬眠している間に飼い主をすっかり忘れてしまい逃げてばかり。

まぁ元気なのが何より。気長にエサでつっていきます。


浮草ホテイアオイは知人から分けてもらいました。

寒さに弱い熱帯性。うちは毎年買い替えているのに、越冬させるなんてすごい。

もともと、うちのメダカを分けて飼いはじめた人なので、完全に師匠越えです。


――この書庫の「メダカ飼育法」の過去記事、表示崩れや追記があるので随時直していきます。

よければ覗いていってください。

 
関連記事

タグ : メダカ  テーマ : メダカ  ジャンル : ペット

08:03  |    ベランダでメダカ  |  コメント(1)  |  EDIT  |  上へ↑

【どうわ】 2017.04.13 (Thu)

吾輩は赤ちゃんである (第5話)

夏目漱石イラスト

 ・・・その翌日、吾輩は例のごとく縁側に出て心持ちよく昼寝をしていたら、父が例になく書斎から出て来て吾輩の後ろで何かしきりにやっている。ふと眼が覚めて何をしているかと一分ばかり細目に眼をあけて見ると、彼は余念もなくアレッサンドロ・デル・ピエロをきめ込んでいる。吾輩はこの有様を見ておもわず失笑するのを禁じ得なかった。彼は彼の友に揶揄(やゆ)せられたる結果として、まず手初めに吾輩を一眼レフカメラで撮影しつつあるのである。
 吾輩はすでに十分寝た。欠伸(あくび)がしたくてたまらない。しかしせっかく父が熱心にレンズを向けているのを動いては気の毒だと思って、じっと辛抱しておった。彼は今、吾輩の輪廓にピントを合わせ、顔のあたりを撮っている。

 吾輩は自白する。吾輩は赤ちゃんとして決して上々の出来ではない。背といい毛並といい顔の造作といい、あえて他の赤ちゃんに勝るとは決して思っておらん。しかしいくら不器量の吾輩でも、今吾輩の主人に写されつつあるような妙な姿とは、どうしても思われない。
 第一、顔が違う。吾輩は博多人形のごとく朱を含める乳白色に、桃のごとき柔らかいほっぺを有しておる。これだけは誰が見ても疑うべからざる事実と思う。しかるに今父の写真を見ると、髭とあばたのおじさんというよりほかに評し方のない顔をしておる。これは父の顔である。驚くべきことに一緒に並んで写った父と吾輩の顔が、まるまる切り取られて交換されておるではないか。
 その上不思議な事は眼がやたら大きい。顔の半分を占めるほどの、昭和四十年代の少女漫画もかくやとばかりの大きさだ。

 父は自分に写真の才がないことに飽きて、変顔アプリを見つけてひとり喜悦に入りだしたのである――。


 しかしその熱心には感服せざるを得ない。なるべくなら動かずにおってやりたいと思ったが、さっきから小便が催している。身内の筋肉はむずむずする。もはや一分も猶予が出来ぬ仕儀となったから、やむをえず失敬して両足を前へ存分に伸ばして、ちんちんを低く押し出してあーあ と大なる小便をした。
 さてこうなって見ると、もうおとなしくしていても仕方がない。どうせ父の予定は打ち壊したのだから、父がおむつを開いたついでにもうひとひねり用を足した。

 すると小便を浴びた父は失望と怒りをかき交ぜたような声をして、股の間から「このばかちんが」と怒鳴った。この父は人を罵るときは必ずばかちんというのが癖である。ほかに悪口の言いようを知らないのだから仕方がないが、今まで辛抱した人の気も知らないで、むやみにばかちん呼ばわりは失敬だと思う。それも平生、吾輩が彼の膝へ乗る時に少しはよい顔でもするならこの漫罵(まんば=ののしり)も甘んじて受けるが、こっちの便利になる事は何ひとつ快(こころよ)くしてくれた事もないのに、顔に小便を引っ掛けたのをばかちんとはひどい。
 元来大人というものは、自己の力量に慢じてみんな増長している。少し大人より強いものが出て来て窘(たしな)めてやらなくては、この先どこまで増長するか分らない。

 つづく

 
関連記事

タグ : 夏目漱石 パロディ  テーマ : 夏目漱石  ジャンル : 小説・文学

20:10  |  どうわ  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【アメリカ映画】 2017.04.08 (Sat)

真のアメリカの悲劇~『陽のあたる場所(1951米)』

『陽のあたる場所』

 親戚の大工場に仕事を得た貧しい青年。勤勉さを認められ昇進し、名家の令嬢との縁談も進むが、それまでの恋人が邪魔になってくる。恋人は妊娠していた――

 貧しい境遇から脱しようともがく青年の悲劇を描いた 1951年のアメリカ映画 『陽のあたる場所』。 監督ジョージ・スティーヴンス、主演モンゴメリー・クリフト、エリザベス・テイラー、シェリー・ウィンタース


 原作はセオドア・ドライサーの小説 『アメリカの悲劇』。暗い闇を抱えたネガティブな主人公像は、心身に傷ついた第二次大戦直後あたりから描かれはじめてきた('45年アカデミー作品賞『失われた週末』他)が、これはその最初の成果となった。
 何といってもブロードウェイの舞台劇出身、モンゴメリー・クリフトの名演によるところが大きい。声に出さずとも目の動きだけで苦悩やスリルが語れる緊張感は、今なお観ていて肩に力が入るほど。

 戦後の独占禁止法によりメジャー・スタジオ主導およびスター・システムが崩壊し、舞台劇の人材が続々ハリウッド映画に進出してきた時代の代表格。 役柄を研究しそれになりきる舞台流の 「メソッド演技法」 は、俳優のスター性に頼っていた従来のハリウッド映画に リアルで等身大の社会派ドラマをもたらした。
 (一方で演技へのストイックな没入は、少なからず彼の精神状態に負担をかけてしまったのは皮肉だった。クリフトは45歳の若さで没。)
 目の焦点はどこに合っているのだろう? 透明感のある彼の美しい目は、不透明の時代に生気を失いあてなくさまようようだ。


 そしてもうひとり特筆すべきは、脚本のマイケル・ウィルソン。本作でアカデミー脚色賞を受賞し、このあと 『戦場にかける橋』 『アラビアのロレンス』 『猿の惑星』 などそうそうたる名作を手がけながらも、共産主義を弾圧する 「赤狩り」 の犠牲となって公式から名前を外され、長く不遇の時代を強いられた。
 大戦中、共産主義はファシズムを共通敵とするアメリカの同盟者であり、多感な若者にとっては一種のトレンドであったにも関わらず、その戦中の態度が問われたのだから、国ぐるみの狂乱の嵐たまったものではない。

 彼はほかの 「ブラックリスト」 映画人同様、 魔女狩りの目がゆるいイギリス映画やインディペンダント系などで、名前を隠して糊口をしのいだ。
 いや、ぎりぎりでオスカーを受け取ることができた彼はまだ幸運なほうかもしれない。主人公の母役の女優アン・リヴィア('44年『緑園の天使』でアカデミー助演女優賞)は、ブラックリストに載ったとして出番を大幅に削られ、映画生命を絶たれてしまった。国家権力による理不尽で残酷な仕打ちの最たる例だ。


 『陽のあたる場所』 と同じ1951年にはエリア・カザン監督、マーロン・ブランド主演の 『欲望という名の電車』 も公開。ブロードウェイからの血を加えたこの2作はハリウッド映画史でもひとつの転換点となり、「動」のブランドと「静」のクリフトは新時代の寵児として大いにもてはやされた。 ともにアカデミー賞の最有力候補だったが、赤狩りを恐れたハリウッドは当たりさわりのないミュージカル劇 『巴里のアメリカ人』 を作品賞に選ぶ。

 「Then... in your heart was murder, George (君は心の中で殺人を犯した)」 

 本作で一番心に響いたセリフ。
 後年、赤狩りの犠牲者たちは相次いで名誉回復がなされる。脚本のウィルソンの名前も改めて公にされ、『戦場にかける橋』 に対しては2つめのアカデミー脚色賞が追贈された。
 国家による裏切りや密告が奨励された 「赤狩り(マッカーシズム)」 が激しかったのは1950年代前半の数年間であったが、その癒しには続く'60年代をまるまる要し、完全なつぐないを果たすには'80年代に入るまでかかってしまった。ウィルソンの 『戦場…』 へのオスカー追贈も、彼が亡くなった6年後の1984年のことだ。

 国や権力による暴走は、それだけ罪深い傷跡を残す。日本こそ繰り返してはならない。
 
関連記事

タグ : アメリカ映画 モンゴメリー・クリフト マイケル・ウィルソン 赤狩り  テーマ : アメリカ映画  ジャンル : 映画

15:00  |  アメリカ映画  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【このアート!】 2017.03.30 (Thu)

圧巻!『赤ん坊1700人のコラージュ』

江崎礼二 『赤ん坊1700人のコラージュ』


かわいい赤ちゃんも、ここまでやりすぎると異様な迫力。

江崎礼二 『赤ん坊1700人のコラージュ』。1893年。


江崎は “日本写真史の父” 上野彦馬にも師事した明治の写真家。

早撮りを得意とし、「じっとしていられない子供でもきれいに撮りますよ」という腕を宣伝するための

作で、浅草にあった自身の写真店の店先に展示されていたらしい。


本当に1700人が写っているのかは分からないが、それだけの数をこなしてきたという事なんだろう。

こんな赤ちゃんじごくなら堕ちてみたい。かわいすぎて悶絶しそう。


人様の著作物をまるまる載せるのは気が引けるので、申し訳程度に縮小しました。ごめんなさい。

作品は、飯沢耕太郎 『深読み! 日本写真の超名作100』 という本に掲載。

彦馬の幕末から現代までの名作写真が紹介されていて、気軽にパラパラめくるだけでもおもしろい。

この「赤ちゃん1700人」と、棺に納められた我が子の写真。ぼくが魅かれたのはくしくも「子供」2作。

後者は胸が詰まった。

 
関連記事

タグ : 写真  テーマ : こども写真  ジャンル : 写真

22:41  |  このアート!  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  NBA】 2017.03.27 (Mon)

NBAスパーズ'16-17③≪新時代のエースたち≫

SAスパーズ

 NBA2016-17公式戦は残り10試合を切り、意識は早やプレイオフへ。わが応援するサンアントニオ・スパーズ、新時代のエースたちについて。



 ≪エースたち≫
 ◆2年連続オールスター先発出場を果たすなど、いまや押しも押されもせぬ大エースに成長したクワイ・レナードは、今まで以上に攻守に大車輪の活躍。初の年間MVP(昨季は投票2位)そして守備MVP連覇の有力候補でもある。
 何より素晴らしいのは好不調の波がないこと。連続2ケタ得点試合は100試合を超えて球団の歴代3位に(上はG・ガービンとD・ロビンソン)。ここぞの決勝弾を決める勝負強さも光り、高まる名声に浮かれる性格でもないので、欠点らしきものは見当たらない(不愛想なくらい)
 怖いのは酷使による疲労とケガ、そしてチームが彼に頼りすぎること。今の時代、特定の超人的活躍はそれほど怖くない、控えが出ても勝てる総合力の怖さを示したのがスパーズのはず。ポポヴィッチ監督のこと、そのへん抜かりはないだろうがくれぐれもよろしく!


 ◆昨季鳴り物入りで移籍してきたラマーカス・オルドリッジは、レナードと並ぶ新エースとして、年俸20億円としては物足りなく映るが、数字に表れない守備も含めて無くてはならない大黒柱に。あまり爆発はせず時々「空気」になるものの、大きなスランプもないのはこの人らしい。
 移籍2年目、チームにすっかりなじんだと言うべきなのか。分かりやすいエースの目安として、平均20得点に乗せてほしいと願うのはぜいたくなのか(いま17点7リバウンド)
 3月に持病の心臓病再発が心配されたが、幸い大事に至らずすぐに復帰。


 ◆3pシューターにして名ディフェンダーのダニー・グリーンは、エースではないが彼もスパーズ新時代の中軸となるべき存在。
 ところがこの2年シュートが絶不調で、10本打って得点1ケタなんてのもザラ。たまにポンポン入るものだから、成績上には表れにくくて余計に厄介だ。レナードがエースとして前面に出だしたので、彼は裏方に下がっただけ、という見かたもできるのだが・・・。
 あまりの不調に「先発から降ろせ」なんて声も聞こえるが、スパーズは先発と控えが同等。まず守備から固めて、攻撃タイプはベンチから出撃する戦法なので、堅守の彼は先発のままでいいと思う。
 ・・・だとしてもシュートが入らなさすぎる! あと3点、せめて平均得点2ケタに乗せてくれればチームがずっと楽になるのに。せめてプレイオフでは、R・ウェストブルック、J・ハーデン、S・カリーらを止める“神”ディフェンスを見せてほしい。せめて。


 ◆名将グレッグ・ポポヴィッチHCは今季、20年連続勝率5割超のNBA新記録と、同一チームでの監督最多勝記録(1000勝超)を成し遂げた。
 T・ダンカン(引退)、B・ディアウ(⇒ジャズ)、D・ウェスト(⇒ウォリアーズ)、B・マリヤノヴィッチ(⇒ピストンズ)などインサイドを中心に選手が流出したが、ドゥエイン・デドモン(C)、ダヴィス・バータンズ(F)、デジョンテ・マーレー(PG)など、国内外から未知の人材を発掘してうまく使っている。ここは控え組の「セカンド・ユニット」がしっかりしているので、彼ら新人は先発で経験を積ませてもらえるのは大きい。

 一方で、強豪チームによるあからさまな選手温存が相次ぎ問題に。健康な選手を休養のために欠場させるのはポポヴィッチのスパーズがやり始めたこと。たしかに、広大な国土を飛びまわっての連日連戦はハードの極みで、リーグは開幕を早めて日程をゆるめるなど対策が練られているが、それで温存策がなくなるとは思えない。
 「試合に出るのはお前の仕事」というある選手OBの言葉はごもっとも。高いチケット代や放映権料を払わされるファンの身にもなってほしい。せめて会場で握手会でもさせたらどうだ?


 いまスパーズは勝率8割弱で、全体2位以上はほぼ安泰。一時は“目の上の”ゴールデンステート・ウォーリアーズと並んで全体首位に立った(※直接対決で勝ち越し確定のため、勝率で並べばスパーズが上位になる)。プレイオフでの地元優先権を得るためには首位であるほうがいいが、対戦相手との相性を考えると西2位でもいいという見かたもある。さていかに。


 
関連記事

タグ : NBA バスケットボール  テーマ : NBA  ジャンル : スポーツ

21:10  |    NBA  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  NBA】 2017.03.24 (Fri)

NBAスパーズ'16-17②≪バックコート陣の世代交代は?≫

SAスパーズ

 NBA2016-17シーズンのサンアントニオ・スパーズ。世代交代を迫られているガード陣について。



 ≪バックコート陣≫
 ◆キャリアの最晩期にある“生ける伝説(リビング・レジェンド)トニ・パーカーマヌ・ジノビリは、衰えが目に見えて分かるように。それでも出場時間をセーブしつつ、ピンチの時にはさすがの手綱さばき。(引退したダンカンがそうであったように)「主砲」から「チームの1ピース、ロールプレイヤー」にうまく身を退いているので、衰えを悲観・非難するほどでもない。
 むしろ問題は、その後継者がまだ見つからないことだ。以前ラプターズに出したコーリー・ジョセフを買い戻すなんてウマイ話ないかな??

 ◆第2司令塔のパティ・ミルズは、3p長距離砲の好調もあっていつでもパーカーの代わりができるが、守備力はパーカーとどっこいどっこいなので、今までどおり控えのシックスマン役が合ってるようだ。
 ◆今季のドラフト29位、20歳の新人デジョンテ・マーレーはまったく粗削りだが、おじさん軍団にはない元気の良さは見ていて気持ちいい。パーカー欠場時には先発PGに大抜擢され、キレのいい突破力を見せている。(後半戦にケガで長期欠場。)
 スパーズは控えの“セカンド・ユニット”が充実しているので、彼ら若手はむしろ先発で自由にやらせてもらっている、テストされている感じ。本気で彼に「パーカー後」を託すようには見えないが、とにかく経験の場を与え続けてあげてほしい。

 ◆ともに2年目、雑草スラッシャーのジョナソン・シモンズと若き頭脳派カイル・アンダーソンは、悪くはないけど期待されていたほど目立っていない。シモンズは良くも悪くもプレイに大ざっぱなところがあり、カイルは将来いい指導者になりそうだが個人成績に無頓着。大器晩成型だからもう少しかかるのかな。
 ◆ドラフト外の新人シューター、ブライン・フォーブスはまだ1軍の当落線上。
 ◆ユタ・ジャズから24歳のカナダ人ガード、オリヴィエ・ハンランの交渉権を獲得。(年俸枠を空けるため)B・ディアウをトレードに出してまで得たその対価は、よほどの逸材なんだろうか? 入団は来々季くらい。

 ◆なお、今季限りで引退と思われるジノビリの年俸が昨280万ドルから1400万ドルに大幅アップしたのは、シクサーズから高額で引き抜かれそうになって上げざるを得なくなったため (本人はカネは二の次で、スパーズに骨を埋めるつもりでいる)。思わぬ出費で巨人B・マリヤノビッチ(⇒ピストンズ)を手放すことになったのは誤算だが、長年の功労者だけに仕方ない。


 得失点差は8点ほどで首位GSウォーリアーズ(2ケタ!)に次ぐ2位。3ポイント長距離砲は数こそ平均的だが、フリーを生む組織力で効率よく決めてリーグトップの成功率。ただしエースのK・レナードが無理をしなくなった終盤戦、チーム攻撃の迫力がなくなった感あり。
 ほか弱点は、R・ウェストブルックやJ・ハーデンなど規格外の点取り屋を止める「個」の守備力の高齢化。プレイオフまでに「組織」を磨くか? レナードやグリーンに負担させるしかないのか?

 次回ラストは、その新時代を担うエースたち――レナード、オルドリッジ、グリーンについて。See you!


 
関連記事

タグ : NBA バスケットボール  テーマ : NBA  ジャンル : スポーツ

20:27  |    NBA  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑

【  NBA】 2017.03.21 (Tue)

NBAスパーズ'16-17①≪新加入のフロントコート陣≫

SAスパーズ

 米プロバスケNBA、わが応援するサンアントニオ・スパーズは、20年来の大黒柱ティム・ダンカンが引退しながら変わらぬ強さだが、他にも入れ替わりが多く、各人の契約内容なども細かく見るとやはり「再編期・過渡期」な印象。(再編期でこれだけ強いのはさすがだが。)
 彼らの目標は「優勝」あるのみ。だからこういう地味な戦い方でも高く支持されている。しかし今季はその迫力や威圧感を感じず、今季の優勝を望むには頼りない。



 ≪新加入のフロントコート陣≫
 ◆ダンカンの後釜として入ったベテランのパウ・ガソルは及第点(年俸10ナン億円にしてはヌルいが)。2月のチーム恒例 “ロデオ・ロード・トリップ(敵地連戦)” 時に負傷欠場したが、無名の新加入ドウェイン・デドモンがしっかり後を守った。掘り出し物のデドモンはスパーズ好みの地道な肉体労働型。(ちなみにこの2月は敵地8連戦にもかかわらずポポヴィッチHCが月間監督MVP。)
 後半戦から復帰したガソルはもっぱらベンチからの出場。守備ができないわけではないが、スパーズレベルの堅守を求めるのは酷なので、控えのほうがおあつらえ向き。攻撃面でのびのびとやってる印象だ。(ただし今度は、先発に定着したデドモンがバタバタと乱調ぎみになった。)

 ◆同じくインサイドの新加入デヴィッド・リーは、元オールスター選手ながら破格の低年俸で黙々と献身。ふだんの出場時間が抑えられているので、先発陣の欠場時にはがっつりと働いてくれる。このガソルとリーがベンチに控えているのは頼もしいことこの上ない。

 ◆「スモール・ラインナップ」のご時勢とはいえ、今季はインサイドの層が薄い。
 ラトビア代表の新加入デイヴィス・バータンズ(ダヴィス・ベルタンズ)は、先に引退した赤毛のマット・ボナーと重ね合わせてマニアなファンのアイドルに。ヨーロッパ系らしく器用な万能手だが、PFにしては弱くSFにしては遅いというヨーロッパ系の悪い典型も受け継いでいる。3p長距離砲はじゅぶん武器になるので、組織戦術への適応力でカバーしてほしい。ヒザじん帯を2度も切っているのが不安。
 ◆なおガソル欠場時に、MIAヒート2連覇時の控えセンターだったジョエル・アンソニーと契約。通常は出番のない非常時用の戦力として。


 平均失点はユタ・ジャズに次ぐ2位。2ケタ台に抑えているのも彼らのみ。お家芸の堅守は健在。「小型化」のご時勢なので、このインサイドは優位を保てるだろう。ただ主力は軒並み30歳代で替えもきかないので、くれぐれもケガだけはないよう。あまり休ませすぎても昨プレイオフのように乗り損ねてしまうので難しいところだ。

 3連投稿の次回はバックコート陣(パーカー、ジノビリ、若手組)、その次はエース陣(レナード、オルドリッジ、グリーン)について。好きな人だけつきあって。See you!


 
関連記事

タグ : NBA バスケットボール  テーマ : NBA  ジャンル : スポーツ

18:56  |    NBA  |  コメント(0)  |  EDIT  |  上へ↑